Eleaf(イーリーフ)のVAPEスターターキット、iWuのレビューです。
Eleafの新たなお手軽デバイスはPODデバイス。カートリッジコイル交換式ではない完全なPOD型に、オートスイッチ機構で利便性を追求。ユニークなデザインはなんとマウスピースを保護するカバーとしても機能します。
このスターターキットの特徴
- スイッチ類を一切排除したオートスイッチPODデバイス
- コンパクトなボディに700mAhの大容量バッテリーを搭載
- 個性的なデザインのスライドカバーはマウスピースを保護可能
それでは詳細をレビューしていきます。
商品提供:VapeSourcing
詳細
Eleafの新たなオートスイッチデバイスは完全なPod型カートリッジを採用しました。今流行のPODデバイスです。
名前は「iWu」イウ?上のニョロはなんなんだ。ウェブサイトによってはiWuで表記されてますね。
奇抜なデザインです。写真で見たときはムカデみたいに見えて若干の気持ち悪さを感じたのですが、実物を手に持ってみるとそこまでの感じの悪さはありません。
ただ、勝手に勘違いしていたのですが、ステンレス部分の隙間が光るものだと思っていたんですが、光りません。
光はしませんが、カラーによっては下地の色がスリットから見えるデザインになってますね。
メーカー写真を引きで見るとムカデっぽいですよね。良いデザインとは思えないのは僕だけでしょうか。しかも中のPOD内のリキッド残量が見えやすいか?と言われればぜんっぜん見えないんですよね。
ちなみにカラーバリエーションは5色展開です。赤黒がこの中ではいい感じ。
サイズはPODデバイスとしてはちょっと長いかな?全長98mm。
厚みは薄く14mmです。十分に薄いと思います。デザインこそ違えど同じくEleadのiCareシリーズに通じるものがあるサイズ感です。初代はヒットしたものの、POD化した2代目は鳴かず飛ばずでしたからね、、、良デザインで使い勝手が良い機種をリリースすればヒットできるポテンシャルはあるはずです。
スペック
サイズ | H 98×W30×D14mm |
重量 | 58.48g |
出力モード | Bypassモード(バッテリー電圧) |
リキッド容量 | 2ml |
リキッドチャージ | Podサイドフィル |
エアフロー | ボトムエアフロー(調整不可) |
コイル | POD内蔵型 1.3Ω |
充電ポート | microUSB(DC5V) |
バッテリー | 700mAh |
保護機能 | ・ショートサーキット保護 ・過充電保護 ・過放電保護 ・過電流保護 ・10秒自動カットオフ |
メーカー公式サイト | https://www.eleafworld.com/iwu/ |
パッケージ・内容品
パッケージのデザイン、Eleafおきまりの前面デザインですが背面がちょっとオシャレになりました。それだけです。偽造防止ステッカーは側面に入っています。
梱包の感じはEleafおきまりのやつです。この状態で届いたのですが、本来PODはセットされていないかもしれません。開封された状態で届いたのですよ。レビュー品によくあるパターンです。
内容品一覧
- Eleaf iWu バッテリー本体
- Eleaf iWu Podカートリッジ x2
- microUSBケーブル
- ユーザーマニュアル(英語)
黒い小さいやつはEleadアトマイザーによくついているやつです。分解の時の滑り止め?PODデバイスには必要ないのでは、、、?
説明書は裏表のペラいやつ。一時期小冊子のような気合の入った説明書(日本語の項目もあるやつ)でしたが最近はコストカットなのでしょうか?簡易的なやつしか付属しないのが残念感。
ディティール
思ったよりもデザインは悪くないのでないでしょうか。このカラーのせいかもしれませんが、ヘアラインを活かしたブラシ仕上げのメタルカバーが美しい仕上がり。小さなデバイスでもしっかり仕上げるのがEleafらしい。
このムカデスリットが入ったパーツはカバーです。本体を保護?いやデザインでしょうね。
このように3つのパーツに分けられます(カバー / バッテリー本体 / PODカートリッジ)
本体重量は全部で58.48gですが、そのうちの多くをカバーが占めています。24.5g
つまり、カバーがなければ34gほどしかありません。カバーいらんやん、、、とはなりません。このカバー、デザインだけでなく、PODのマウントだけでなくカバーとしても機能するんです。
横に2箇所の穴が空いていて、ボールロックでポジションが変えられるようになっています。
このように、カバーを引き上げたポイントでもロックできるので、持ち運び時のカバーとしても使えるんです!意外に機能的!これでカバーのデザインがもっとよかったら言うことなしだったのではないだろうか?
ってこのデザイン好きな人も多分いますよね。ゴメンナサイ。
本体バッテリー部分はプラスチックパーツが主に使われています。ボディー部分にはEleafのロゴと、iWuのロゴ文字がプリントされています。
その下にはLEDインジケーターと、底部分に内臓700mAhバッテリー充電用のmicroUSB端子。
充電するときは横倒しにすると良いでしょう。チャージされているときはLEDランプが点灯します。
マウスピースは中央にミストが通る穴が空いているもので、長方形形状。加え心地は普通ですね。Eleafの簡易デバイスはあまり咥え心地を優先させたものはなく、このiWuにもその伝統が引き継がれています。
とりあえず咥えられればいいんだよ!というデザイン。
PODを取り外すときはスライドカバーを完全に取り外します。カバーでPODがロックされる構造ですね。
PODとバッテリー本体にはマグネットが使われていて、磁力でくっつく構造。カバーを被せなくても使えます。
PODはスタンダードな形状。Eleafグループ企業では、PODデバイスでもコイルは縦向きが多いですね。生産設備の都合なのでしょうか?どちらが優れているということはありませんが、味には個性があるので僕個人としては横向きが好きです
コイル再構築(ビルド)しやすいという利点もあります
コイルの抵抗値は1.3Ω。Eleafではニコチン塩に最適化したとアナウンスしていますが、ノンニコチンリキッドのフレーバーも楽しむことができるスペックです。
エアフローはボトムのサイドに2箇所。エアホール小さめです。ドローはDLがギリギリ行けるぐらい。そこまでタイトではありません。左右にオフセットしているのはボトムからの漏れを防ぐ構造なのかもしれません。
よく見てみると端子部分に接着剤が使われていますね。嫌な予感、、、
コイル再構築(ビルド)できないタイプかもしれません。POD自体は簡単に分解できそうですが、やめておきましょう。チャレンジする人はリスク覚悟で分解して見てくださいませ。
ちなみにリキッドチャージはサイドフィル。ゴム栓外せばチャージできるタイプです。ホールが小さいのでユニコーンボトルなど先が細い容器が必須です。
この写真では本体からPODを外してチャージしていますが、外さなくてもチャージできるので利便性は良いと思います。スライド式のカバーを外すだけでチャージできる楽々仕様です。
カバーにはスリットが空いているので、リキッド残量、、、見ずらいですね。
うーん、、、ただある程度減ってくれば見えるとは思います。
重いし、カバー外したまま使うのもアリだと思います。マグネットでしっかり接続されていますし、思いっきり本体を降ってもPODカートリッジは外れることはありませんでした。
使い方
オートスイッチデバイスなので使い方はマウスピースを咥えて吸い込むだけです。電源のON/OFF操作は必要としません。
- Vaping… PODを咥えて吸い込む
吹き戻しの誤動作について
息を吸い込むのではなく、息を強く吹き込んでしまうとスイッチが入りっぱなしになってしまう誤動作が発生します。
ただし、誤動作しても10秒後には自動で電源がオフになります(自動カットオフ)
思いっきり吹きこむとこの誤動作が発生します。ただ、少しぐらい息を吹き込んでも全く問題ありませんので実用的には全く問題ないです。
また、強制的にPODを外せば電源は入ったまま(パフしたまま)ですが、リキッドを消費することはありません。
誤って息を吹きこんだり、不意に吹いてしまって吹き戻しが発生してしまった場合には焦らずにPodを取り外し、その後再度Podを取り付ければ問題ありません。
感想
使い勝手は良好です!
バッテリーは余裕の700mAh。オートスイッチで吸い込むだけでミストが出てくる便利さ。カバーでマウスピースが汚れる心配もありません。
オートスイッチの感度も程よく、過敏過ぎもしないし、遅いとも感じません。ただ、思いっきり吹きこむと吹き戻しの誤動作が発生するので注意が必要ですが、これも弱くフゥーっと吹き込んだ程度では誤動作しないので実用的には問題ないと思います。
味は普通以上に出ます。レビューではミントメンソールリキッドで運用していますが、ミントの風合いの再現性も、キック感もしっかり楽しめています。
スペック的に感じるのはiCare2の完全POD型な機種だな、ということ。バッテリー容量や、コイルスペック、サイズ感などに類似性を感じます。そして、ボトムエアフローになったことでリキッドリークのリスクが増している反面、味が向上したように感じます。
そのリークに関してもエアホールがオフセットして小さいためか、試用の限りでは発生しなかったことから漏れずらいとは感じています。
いや〜これ悪くないですよ!悪いのは見た目だけ。←ルックスは好みによるものですが、、、
カバーのデザインが個人的に嫌いなだけで使い勝手はすこぶる快調です。コイル交換できなくなったのはメリットでもありデメリットでもありますが、面倒なコイル交換をしたくないユーザーにとっては良い選択肢になると思います。
まとめ
Eleafの小型デバイスが最近不発続きだっただけに、久々にそれなりにヒットを予感するデバイスに出会った印象です。
大手VAPEデバイスメーカーがリリースする製品なので、国内でも入手できるようになると思います。
ただ、スペックや使い勝手はすごく良いのですが、見た目のテイストから好き嫌いが出てきそうな製品ではありますね。それも実際に見てみると「割と悪くない」ので不思議です。
使い勝手と味は良いので、実用デバイスを探しているあなたに!
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