augvape NARADA PRO レビュー｜可変ワッテージに白黒液晶！RBAコイル対応のPODデバイス！

Augvape（オーグベイプ）のVAPEスターターキット、NARADA PRO「ナラーダ・プロ」のレビューです。

可変ワッテージとモノクロディスプレイ搭載の高機能PODデバイス。
ルックスとクオリティーにこだわった仕上がり、RBAユニットも用意されています。

augvape NARADA PROの特徴

詳細をレビューしていきます。

商品提供:AUGVAPE

augvape NARADA PROとは？

 

RBA製品を得意とする中国のVAPEデバイスメーカー『Augvape』が送り出してきたPODスターターキットがNARADA PRO「ナラーダ・プロ」です。

AUGVAPEと言えばRBA製品、というのも過去の話。
MOD製品に力を入れた次は、スターターデバイスにも力を入れています。

今回の製品は”PRO”の名前の通り、ノーマル版となる製品のアップデートバージョンです。

一番大きなアップデートポイントは、「モノクロディスプレイ付き可変ワッテージ搭載」と言う部分です。

それでは、概要から確認していきましょう。

可変出力 5w-30w ダイヤル式ボタンで楽々操作

PROバージョンにふさわしい高機能PODデバイス、可変出力（ワッテージ）搭載です。

NARADA PROはワンボタンで全てが操作できるのも特徴で、プッシュボタンにダイヤル機構を備えています。

ボタンを押す・回すで全て操作できるので、片手で全ての操作を行えるのが便利です。

エアフローコントロール搭載　トップエアフローで外にリキッドが漏れにくい

NARADA PROのPODは『トップエアフロー機構』です。

コイル自体はボトムエアフロー構造なのですが、POD上部に空気取り込み口があるので、リキッドが漏れた時に外に漏れ出しにくいです。

しかも、エアフローコントロール（ドロー調整）搭載です。

コスパに優れたプリメイドコイル式　RBAユニットオプション有

NARADA PROはプリメイドコイル交換式です。

2種類のプリメイドコイルバリエーションが用意されています。

さらに、ユーザーが自由にコイルリビルドできる「RBAユニット」も別売されています。

RBAコイルのデッキはスタンダードなシングルコイル用、デバイスに合わせたMTL~DLユースのユニットとなっていて、構造的にも期待できそうです。

ソフトウェアアップデートでTC（温度管理）にも対応

デフォルトではVW MODE（可変ワッテージ）のみですが、AUGVAPEサイトからソフトウェアをダウンロードしてアップデート可能です。

これによって『TC MODE（温度管理モード）』が実現できます。

※ただし、ソフトウェアアップデートはWindows PC必須です。

今回ウインドウズ環境が用意できませんでしたので、工場出荷状態でのレビューとなります。といっても、温度管理は最近下火になってしまったので、どうしても入れたいというユーザーだけ入れてみれば良いと思います。

カラーバリエーション

カラーは全3種類、パネル部分のテクスチャーが異なるので、カラーごとに全く違った表情を楽しめるのもポイントです。

スペック

サイズ	H 82× W40× D18.5mm
重量	97.8g（実測）
出力	VW（5w – 30W）
リキッド容量	3.7ml
リキッドチャージ	PODサイドフィル
エアフロー	トップtoボトムエアフロー(調整可)
コイル	プリメイドコイル交換式
充電ポート	microUSB（5V2A）
バッテリー	950mAh
保護機能	自動カットオフ（10s） ショートサーキット保護 バッテリー低電圧保護（3.3V） バッテリー過充電保護

重量は公式サイトは129g、マニュアルは101gと書いてありますが、実測97.8gでした。

パッケージ・内容品

内容品一覧

NARADA PROの詳細

Black Leather（ブラックレザー）バージョンは、金属フレーム部分がレッドです。

おそらくフェイクレザーだと思われますが、「NARADA」のエンボス加工入りでカジュアルな印象。ルックスはかなり良いです。金属部分のペイント・質感も上々です。

augvapeが大好き（？）なDRUGA（ドルーガ）のロゴマーク入り、ということはDRUGAシリーズのデバイス、という位置付けの製品なのでしょう。

ノーマル版ではちゃんと製品名にもDRUGAの名前が入っていましたが、NARADA PROでは省略されちゃっていますが、POD部分にはしっかりとロゴ入りです。

ちなみに、『PRO』バージョンとなるNARADA PRO。

一応シリーズ、ということにはなっていますがノーマルバージョンのNARADAとは全く別物で互換性は一切ありません。コイルにも互換性はありません。

BBチックな構造（パネルの内部にカートリッジ）から、よりスタンダードなPOD型になって使いやすさがアップしたプロバージョン。

ちなみに容量スペックは一長一短です。

• バッテリー容量：14%ダウン（1,100mAh → 950mAh）
• リキッド容量：32%アップ（2.8ML → 3.7ML）

augvapeのこだわりとして、MODなどの製品にも採用しているzinc alloy（亜鉛合金）を使っているので、重厚感がある。というよりも実際に重たいです。

NARADA PROではノーマル版ほどのずっしり感はなくなりましたが、それでもPODタイプとしては重たい97.8gとなっています。（バッテリー容量が減ったせいもあり？）

見た目はいいんですけどね。持ち歩きにはフリかな、という感想です。
それでも、ノーマル版から30g近く軽量化されているので、かなり軽くなったとは感じます。

バッテリー

NARADA PRO本体には、ボタンは一つしかありません。
しかし、プッシュ操作だけではなく、回転させることもできるマルチボタンを装備。

• パフボタン
  • プッシュ操作：電源ON/OFF
  • 回転操作：出力変更

電源操作だけでなく、出力変更もワンボタンで実現しました。
片手で全ての操作ができる実用的なディティールです。

本体上部には小さいながらもモノクロディスプレイを装備。

出力だけでなく、コイル抵抗値・バッテリー残量の3項目をわかりやすく表示します。

工場出荷状態では、VW MODE（可変ワッテージ）のみ可能です。
出力は5w – 30wまで、1wごとに調整できます。

ダイヤルは操作しやすいだけでなく、くるくると早く回せば設定変更がリニアに行える素早い操作も可能です。ボタン操作に比べてもかなりやり易いと感じます。

ボタン部分にはストラップホールを備えているので、ネックストラップなどを着実に装着することができます。

本体重量が重たいので、ゴムバンド式ではなく本体に着実に取り付けできるのは良いです。

NARADA PRO本体底部分には、内蔵バッテリー（950mAh）充電用のUSB-C端子が。

充電電流は2Aとなっていて、25分で80%充電できる急速充電対応です。
でも実はノーマルバージョン（2.4A）より若干ですがスペックダウンしています。

十分早いですけどね。バッテリー容量が減ったことにも関係していそうです。

POD

NARADA PROは、日常での使いやすさを考えてリデザインされています。

ルックスにこだわったパネル式のノーマルバージョンから、PODがすぐに取り出せる仕様へと変更されています。

ドリップチップは510DTなので、好みの汎用品に交換して使うことも可能です。
個人的に咥え心地や、内部構造も重要だと思っているので、地味に嬉しいポイントです。

付属品は黒い樹脂製のドリップチップ、内径は4mmストレートです。
若干細めで、MTL ~ 重めDLまで対応するスペックです。

全長17mm、露出部の高さ12mm、外径9.2mm、内径4mm

POD側面にはエアホール、ここにはスライド式のエアフローコントロールを備えています。

• 全閉　少々軽めのMTL向けドロー
• 全開　あまり抵抗感のない軽めDL向けドロー

劇絞りにはできませんが、調整幅は広いのでユーザーの好みにドローを調整可能です。

リキッドチャージはエアフロー調整と反対側、バッテリーにつけた時に本体内部に入る部分にあります。

ゴムプラグ式で、オーバル型の大きめなリキッドチャージホールがある実用的な仕様。

…なのですが、レビュー品にはゴムプラグが付属していませんでした。
予備もないのでどうしようかと思いましたが、ノーマル版のゴムプラグを強引につけて使用しました。

製品だったら八方塞がりなので、検品はしっかりとお願いします！＞augvapeさん

プリメイドコイル

コイルはPODのボトムから脱着します。コイルに爪をひっかけられる出っ張りがあります。

Oリング式なので交換は楽々、引っ張り出すだけです。

2種類のコイルバリエーションがあり、どちらもキットに付属します。

好み・使い方に合わせて、使用するコイルをセレクトできます。

ちなみに、ノーマル版（DRUGA NARADA）とコイルに互換性はありません。
つまり、RBAもノーマル版に流用できませんので注意が必要です。

RBAコイルユニット

augvapeがリリースしている「NARADA PRO RBA」も使用可能です。

このユニットのレビューは、別記事で詳細を掲載中です。

結論から言うと、このユニットかなり良かったです。

augvape NARADA PROの使い方・操作方法

感想

ノーマル版と比べてかなり良くなりました。

AUGVAPEっぽさ溢れる重厚な仕上がりは良かったのですが、PODとしては致命的に重かったノーマル版に比べて、実用範囲内に軽量化したボディー。

ノーマルもノーマルで良かった（かっこ良かった）んですけどね。重さ以外は。

サイズはほぼ同じで、他のPODデバイスと比べてもコンパクト。
良い部分はしっかりと引き継いでいます。

ただ、これ全くの別物です。

PODカートリッジが違うのはもちろん、コイルサイズも全く異なります。
PROと言うからには、何か引き継いでないと勘違いされるのではないだろうか…と心配になってしまいます。

別物、として考えるならかなり良いです。

augvape NARADA PROの良かった点

味わい的に「並」レベルだったノーマル版よりも、体感２ランクアップのコイル。
それ以上に、RBAユニットがかなり良かったです。

惜しい点は、ドローがもう少し絞れればなお良かったですね。

日本ではアトマイザー製品のヒットを最後にVAPEショップで扱われることも少なくなってしまったブランドですが、このデバイスはかなり良かったですよ。

まとめ

ルックス良！高品質！コイルの完成度も高い良デバイス！！

いや〜これ良いですよ。まず、かっこよくて、クオリティーも上々です。

日本であまり取り扱いが多い商品ではないので、消耗品が心配ではあるんですが、特にRBAメインの使い方であれば末長く使っていけるデバイスだと思います。

ぶっちゃけて言えば、プリメイドコイル運用ならもっと良い製品があるけど、RBAだったらそんなの全然気にせずに買っちゃって良いやつです。