aspire「アスパイア」の電子シーシャ、PROTEUS E HOOKAH「プロテウス イーフーカ」のレビューです。
炭や火をを使わずに自宅で手軽に水たばこ(シーシャ)が体験ができる革新的な電子シーシャが有名メーカーからリリースされました。
詳細をレビューします。
商品提供:VAPONAVI
電子シーシャって何?
そもそもシーシャって何?というと別名「水タバコ」とも呼ばれる煙草の一種で、主にイスラム圏で多くの人に愛されている嗜好品です。
シーシャはフレーバー付きの煙草の葉を加熱して、その煙をフィルター代わりの水に通したものを吸います。
1回の燃焼時間が1時間程度とかなりゆっくり時間をかけて吸うので、吸うこと自体が目的というよりは、シーシャを嗜みながら友人との雑談を楽しむ、というような生活スタイルに溶け込んでいます。
シーシャの加熱には通常炭を使うので取り扱いが難しく、めんどうな作業もあり、大掛かりな器具を使って吸うので自宅で気軽に吸うのは難しく、専門ショップで吸うのが日本では一般的です。
そのシーシャをもっと手軽に自宅でも吸えるように開発されたのが電子シーシャです。
シーシャと違って炭を必要としない電子シーシャは、バッテリーとアトマイザーコイルを使ってリキッドをミストにして吸引します。
つまり、VAPEに近い製品なのです!!しかも大手メーカーのaspire製品。
水フィルターを通すことで味がマイルドになるらしいので興味津々です。
詳細
炭を使う代わりに、バッテリーの電力でコイルを加熱し、その熱でリキッドを気化させて吸引する。説明だけ聞けばVAPEと同じ原理ですが、このE HOOKAHはシーシャ本体の上に取り付けて使う製品です。
携帯性に優れたVAPEと違い、据え置きで使う電子シーシャなのでサイズは大きく、片手に収まらないほどの大きさです。
スペック
サイズ | H100 ×W75 ×D55 mm |
リキッド容量 | 10ml |
モード | 直接出力 |
バッテリー | 18650 2本 |
保護機能 | ・バッテリー電圧保護(3.3v以下) ・短絡保護 ・自動カットオフ |
aspire公式サイトより
パッケージ・開封
それでは早速開封していきます。
コンパクトサイズの製品ではないのでパッケージは大きく、片手に収まらないサイズ感です。デザインはaspire製品共通ですね。黒系カラーのシックなパッケージ。
底には製品偽造防止のセキュリティーコード入りステッカーが貼ってあります。
内容品は写真の通り。
内容品一覧
- aspire PROTEUS E HOOKAH 電子シーシャ本体
- 充電用microUSBケーブル
- 18650バッテリー2本
- 説明書(英語)
- ワランティーカード
- 注意書き
ディティール
本体には電源ボタンや設定変更のサブボタンは一切ありません。シンプルなボディーには充電用のmicroUSB端子があるだけです。
バッテリーはどこから入れるのかと言えば、本体底のバッテリーカバーを外して収納します。スクリュー式カバーにはバッテリーベントホールが設けられていて、安全性に配慮。
2本のバッテリーを収納します。
そのバッテリー収納部の中央には、アトマイザーで発生させたミストが通る部分が。
そのアトマイザーを見ていきます。VAPEアトマイザーと比べると直径 約42mmの巨大なサイズ!
アトマイザーは本体から取り外し可能。
専用スレッドで、510よりかなり大きなサイズです。
このPROTEUSでは発生させたミストを上ではなく、アトマイザーの下を通すのでスレッドの中央には穴が空いています。
とりあえず分解します。
写真左から
- ベースパーツ
- プリメイドコイル
- ガラスチューブ
- トップキャップ
サイズこそ違えど、構造はVAPEアトマイザーと代わりないですね。
リキッドチャージはトップフィルで行います。
チャージ時にトップキャップを外す必要はなく、上部のリキッドチャージ部を押しながらぶちゅーとリキッドを注げる方式。
持ち運びしない電子シーシャならではの構造ですね。
そしてコイルがバカでかい!VAPEアトマイザーほどのサイズがあります。
そしてコイル内もごっついです。
5コアの0.16Ωプリメイドコイル。
これをリビルドするのはかなり大変そう。素直にプリメイドコイルを買うのが良いと思います。
ワイヤー短絡防止パーツなどがついていて、分解にもかなり気を使いました。
aspire公式サイトでは0.25オームコイルと記載がありますが、このコイルを使ったアトマイザーは液漏れなどの不具合が多かったために、漏れにくい改良最新版にアップデートされています。
そしてベースはこんな感じです。スプリング式ではなく固定式。
しっかりとコイルと締め付けないと接触不良が起きやすいので注意。
配線がむき出しになっている部分は、吸った時にLEDが光る部分です。
使い方
それでは使ってみましょう。まずは付属バッテリーを本体に収納します。
このバッテリーカバーですが少しだけ開けにくいです。
溝が切られているのでコインを使えば簡単に外せるのですが、本体のサイズに余裕があるのでツールなしでも着脱可能にして欲しかったですね。
ただ、本体でのバッテリー充電に対応しているので、頻繁にバッテリーを着脱することは想定していないのかもしれません。
次にバッテリーの充電です。
電源に接続したmicroUSBケーブルを指して充電します。1A以上の電流には対応していません。
充電中はオレンジ色のLEDが点灯します。
このLEDインジケーター、説明書には充電完了後に青色に変化すると書いてありますが、バッテリーが満タンになってもオレンジ色のままです。
ファームウエアの不具合?
最後にアトマイザーの準備です。
リキッドを注ぐ前に、一度アトマイザーのトップキャップを外してコイルがしっかり締め付けられていることを確認することをお勧めします。
コンタクトが固定式なので少しでも緩いと通電しません。
実際レビュー時に最初吸った時、アトマイザーのLEDは点灯するのにミストが出なくて壊れているのかと思いました。
コイルの確認をした後はアトマイザー自体もしっかりと締め付けます。
そのあとに上部のリキッドチャージ部分を押しながらリキッドをタンクに注ぎます。
このチャージ部分はユニコーンボトルが前提になっているので、スポイトボトルではチャージできませんので注意。
ちなみにエアフロー調整(ドロー)はできません。固定式です。
エアフローホールはコイルボトムにあります。ここから空気を取り込みます。
PROTEUS E HOOKAHの準備が整ったら、シーシャの上にセットします。
今回はシーシャもセットになっているキットを提供いただきました。シーシャには炭を使うパーツもついていますが、それを外して電子シーシャをセットします。
後は吸い口を加えて吸えば、オートスイッチで自動で電源が入り、ミストを吸引する子とができます。
トラブルシューティング
僕が電子シーシャを含め、シーシャ初体験だったのでわからないことが色々あり、トラブルもありました。
電源が入らない時に確認することは以下の通りです。
- アトマイザーにコイルはしっかりついているか?
コイルの締め付けがシビアです。しっかりと締め付けないとLEDは点灯するのにミストが発生しません。 - アトマイザーはしっかりついているか?
これもコイルと一緒です。しっかりと締め付けます。 - 青とオレンジのLEDが点滅して電源が入らない
おそらくコイルかアトマイザーの不具合です。販売店に交換してもらう必要があります。
電子シーシャ初体験の感想
これはVAPEとは別物です。
- ドローは軽い 基本DL
- ミストが冷たいのでずっと吸える
- 同じリキッドでもよりまろやかな味に
- 水以外のお酒などでも楽しめる(バニカス系リキッドとバーボンなど)
かなり面白い!ボコボコいうのが病みつきになります。これは試してもらいたいですね!!味も結構違います。同じリキッドも違うニュアンスに感じます。
どっちが良い悪いではなく、リキッドによって使い分けたい印象です
ドリッパーのダイレクトな味が好きなリキッドだと、間接的な上品系の味が合わないと感じますし、逆にえぐいなど苦手なリキッドは角が取れて吸えるようになるかもしれません。
味がまろやかになるのは当然で、チムニーがものすごく長いタンクと同じ原理で、途中で粒子の荒いミストは結露してしまい、口まで届かないのと、さらにミスフィルターを通すことでこれが加速すると考えられます。
まとめ
電子シーシャ自体が初体験だったのでPROTEUS E HOOKAH製品自体の評価はできませんが、使って気が付いたデメリットは
- コストがかかる
ということ。コイルのリビルドができない(RBAユニットがない)ので、コイル自体のコストと、低抵抗コイルの燃費の悪さと、アトマイザーが持てないぐらい熱くなっても、ミストが冷たいので吸い続けてしまうので吸っている時間が長くなるためリキッド代が嵩むのです。
ただ、そのコスト的デメリット以上の楽しさも感じました!
そして、VAPEで苦手だったリキッドをおいしく吸えるかもしれませんし、電子シーシャはまた違う楽しみがあるので興味ある方は試してみてはいかがでしょうか!
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