DemonKiller「デーモンキラー」のVAPEアトマイザー、TINY RDA「タイニィ アールディーエー」のレビューです。
マスプロ製品には珍しい小径14mmサイズのドリッピングアトマイザー。
珍しさから話題性の高い製品の性能や如何に?詳細をレビューしていきます。
パッケージと内容品
プラスチックのコンパクトなケースに本体と内容品が収納されています。
背面には内容品の内容などとともに、スクラッチ式のセキュリティコード入りステッカーが貼られており、製品偽造対策が施されていることがわかります。
内容品一覧
- Tiny RDA アトマイザー本体(PEI製キャップ)
- クリアキャップ(PCTG)
- 予備パーツ(デッキネジ*4、Oリング)
- ビルド用部品(プリメイドコイル*10、コットン)
- 通常ポジティブピン
使い方などのマニュアルが付属しないのは、ある程度VAPEを理解したユーザーに向けた製品である証拠でしょう。
その代わりにプリメイドコイルが10個も付属するなど、消耗品の付属内容が非常に充実しているのが特徴です。
TINY RDA の詳細
14mmアトマイザーといえば、ボトムフィーダー専用のイタリア製などハイエンド製品のイメージが強く、有名な製品ではSPEED RDAなどが挙げられますが、コストパフォーマンスに優れたマスプロダクツとしては選択肢が少なく、現行品では唯一と言ってもいいほどリリースされている製品が少ないジャンルです。
14mmのスリム&コンパクトな本体。本体のデザインはもはや定番となったデュアルサイドエアフローで、サイドエアフローのエアホールがトップキャップの2箇所、180度の位置に設けられたタイプ。そのエアフローデザインと、PEI樹脂製のトップキャップのデザインから、最初に見たときにはWASP NANOの14mm版かと思ってしまったほど酷似しています。
スペック
直径 | 14mm |
全長 | 21.24mm(実測 スレッド除く) |
ネジタイプ | 510 |
ドリップチップ | トップキャップ一体型 |
コイル | RBA シングルコイル |
エアフロー | デュアルサイドエアフロー |
BF対応 | ◎ BFピン付属 |
分解
分解します。写真左から トップキャプ / デッキ に分解可能。デッキはさらに細かなパーツに分解できますが、大まかにはこの2ピース構造。RDAなのでパーツ点数は少なめです。
ドリップチップ
ドリップチップはトップキャップと一体化したスラムキャップを採用。この吸い口部分には510DTをつけることはできないので、基本このまま咥えて使う形になります。
吸い口部分の内径は6mmとほどほどの太さです。
トップキャップとエアフローデザイン
エアフローデザインはデュアルサイドエアフローで、サイドエアフローのエアホールがトップキャップの2箇所、180度の位置に設けられています。
もちろんドロー調整も可能。トップキャップを回すことで、デッキのエアホールとの合わせ具合を調整してドローを絞ることができます。
デッキ
デッキは2ポスト2スレッドのシングルコイルデッキ。です。サイズの割にはジュースウェルが深く、見た目以上のリキッド保持力があるのが特徴で、ボトムフィーダー専用ではなく、普通にRDAとして使用するのも現実的だと思える仕様です。
ポジティブピン
ポジティブピンには金メッキが施され、腐食防止と通電性向上が計られています。
BFピンも付属するのでスコンカーMODで使用可能。これらのスクリューはデッキのポジティブポール固定兼用なので、ポジティブピンの出っ張り具合の調整はできません。
BFピンのリキッド出口はジュースウェルから一段上がった位置から排出されるので、ウェルに多少のリキッドを蓄えられる仕様です。
ビルド
ビルドです。デッキのネジはプラスドライバーで操作可能。別途用意します。デッキのネジは細いため、高トルクで締め込むと破損する恐れがあるので慎重に。
今回のビルドではカンタルワイヤーを用いました。26ゲージ、3.0mm、5ラップで巻いています。
コイルの高さが重要だと思います。今回のビルドではコイル下がエアホールからギリギリ見える程度の高さに調整。コイルボトムからエアーを供給し、効率的に冷却し、ミストを口まで運ぶのを意識して高さを決めました。
Fiber Freaksを仕様。コットンレッグは左右に落とすだけなので迷うことはないと思います。
使用例
SUNBOX E8(18650シングル)
Wotofo / NUDGE BOX MOD (18650シングル)
WISMEC / LUXOTIC BF BOX (18650シングル)
感想とまとめ
見た目の可愛い14mmドリッパー!!
デュアルサイドエアフローなので、小径アトマイザーの味というより、WASP RDAなど同じようなエアフロー構造を持ったドリッパーに近い味が楽しめます。エアフローを調整してやれば、狭いチャンバーを意識することもなく、冷却が間に合わないことも無いと言えます。
反面、この機材でないと!という個性も弱く、味で選ぶというよりは見た目で選ぶ機材だと思いますが、ハイエンドを除けば、BF対応MODは大型化している昨今では、ルックスがマッチする機材を探すのが難しいと感じます。筆者個人的には流行のメカニカルスコンカーMODに、スラントリングを使ってマッチさせるのが良いかな!と感じました。
気になるユーザーはチェックして見ては如何でしょうか!
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