DIGIFLAVOR(デジフレーバー)のスターターキット、UBOX Sterter Kit「ユーボックス」のレビューです!
DIGIFLAVORの名前自体最近になり多く見るようになったのですが、中国深センの会社です。深センは人類史上最速で成長している都市ともいわれ、世界の工場とも言われているので有名ですよね。Digiflavorの製品レビューはPilgrim GTAに続き2商品目で、今回はコンパクトなボックスMODスターターキットになります。
それではレビューしていきます。
商品提供:GearBest
DIGIFLAVOR UBOXのパッケージと内容品
白ベースに赤系のプリント。パッケージデザインは中々洒落ていると思います。清潔感も高級感もあるパッケージデザイン。内容品は緩衝材に保護されています。内容品の詳細はと言うと
- Ubox MODバッテリー本体
- UTank Sun Ohm Tankクリアロマイザー本体(コイル組込済)
- アトマイザー交換プリメイドコイル(組込コイルと同じ0.5ohmコイル)
- アトマイザー 予備Oリング
- micro USBケーブル
- ユーザーマニュアル
気になったのは箱にステッカーを貼る目印の点線枠がプリントされている点。バーコードとおそらく偽造防止スクラッチコード入りステッカーが添付されるのだと思いますが、これがレビュー提供品だから添付がないのか?製品版でも添付はないのか?は定かではありません。
DIGIFLAVOR UBOXの詳細
コンパクトでスマートなデザイン。素材に高級感はないものの、仕上がりは中々で、オシャレなルックスに仕上がっていると思いました。
それでは、MODとアトマイザーをそれぞれ別に見ていこうと思います。
付属バッテリー、Ubox MODの詳細
キットに付属のバッテリーはUbox MODになります。電池内蔵のテクニカルMODです。液晶画面が無いことから、出力の調整ができない固定タイプになります。特徴としてはコンパクト、軽量という点。バッテリー容量がスモールサイズBOX MOXにしては大き目ながら、かなり軽量に仕上がっています。
UBOX MODのスペック
サイズ | H 60×W38.5×D24mm |
出力 | 28W固定 |
対応抵抗値 | 0.5ohm |
充電ポート | microUSB |
バッテリー | 1700mAh(内蔵バッテリー) |
・オーバーヒート保護、オーバータイム保護、低抵抗保護
DIGIFLAVOR公式サイトより
デザインは中々洒落ていると思います。仕上がりのクオリティも上々ですが、素材感としてはプラスチックなので高級な印象は受けません。その分軽量なので、カジュアルに持てる印象です。
すごく軽く感じたので計測してみるとMOD単体で68g、アトマイザーとセットで111gでした。なかなかに軽量です。
軽量コンパクト。金属外装ではなく、プラスチックだという点も大きいと思います。手に持っつと小ささを実感できますが、Joyetech eVic BASICほど小さくないことに気が付きます。Ubox MODは縁の部分が斜めになっていて、デザイン性を優先させている印象です。
底面にはいざという時の為、バッテリーからガスが噴出した時のためのベントホールが設けられていて安全性に気を使っています。
上部にはアトマイザー取り付けのための510スレッドが設けられています。コンタクトはスプリング式で、アトマイザーのポジティブピンに接続します。この部分も中々のクオリティの仕上がりだと思います。
前面にはパフボタンと3 LEDインジケーター、充電用microUSB端子。液晶画面がない保護機能メインのテクニカルMODです。
付属アトマイザー UTank Sun Ohm Tankの詳細
続いて付属のアトマイザー、プリメイドコイル交換式の”クリアロマイザー”が付属します。全長が短いタイプです。
クリアロマイザー上部には[DIGIFLAVOR]のロゴ文字、そして下部には付属MODに合わせた模様が彫られているデザイン性にも拘った本体です。
UTank Sun Ohm Tankのスペック
直径 | 22mm |
リキッド容量 | 2.2ml |
ネジタイプ | 510 |
ドリップチップ | 専用マウスピース |
コイル | プリメイド交換式(BVC 0.5ohm 2-030W) |
エアフロー | ボトムエアーフロー |
リキッドチャージ | トップ |
素材 | ステンレス |
DIGIFLAVOR公式サイトより510スレッドを除いた全長は36.49mmでした。
細部を見ていくと、ドリップチップはかぶせるタイプ。本体トップキャップ部分にOリングが設けられていて、そこに樹脂製のマウスピースを被せて使用します。
リキッドチャージはトップフィル方式です。ねじ込み式のトップキャップを外すだけで、リキッドを蓄えておくタンクにアクセスできるので、楽にリキッドを補充することが出来ます。
タンクは単体で保持されないタイプ。一部をコイルで保持しているので、リキッド残量が残っている状態だとコイルの交換ができません。
エアフローはボトムエアーフローで、本体下部に設置されたエアフローリングを回すことで空気の入ってくる量を調整し、ドロー(吸い込みの重さ)を無段階に調整することが出来ます。
MODとの接続部、電気的にプラスになっている側のポジティブピンはクリアロマイザーらしく固定式。そこそこ出っ張っています。
最後にコイル。0.5ohmのプリメイドコイルは本体に組み込まれているものと、同じものが予備に付属します。
DIGIFLAVOR UBOXを使ってみる
それでは使ってみましょう。
まずMOD内蔵バッテリーを充電しておきます。付属ケーブルに電源を接続したら、MOD本体の端子にケーブルを接続します。
インジケーター点灯のバリエーションは説明書に記載がありましたので書き出しておきます。
ボトムLED点滅… バッテリーLOW。充電が必要
ミドルLED点滅… パフの制限。出力がカット
トップLED点滅… 温度保護。出力がカット
全LED点滅… アトマイザーショート
3LED点灯… 3.8V以上
2LED点灯… 3.6-3.8V
1LED点灯 …3.4-3.6V
操作は単純です。
- 電源のon/off パフボタン5クリック
- 吸う時はパフボタンを押しながら吸う
充電が完了したら次にアトマイザーの準備をします。
注意点としては、コイル内には金属コイルにリキッドを供給するコットン(綿)が入っています。このコットンにリキッドが染み込むまでの間15分程度放置するのを忘れてしまうと、コットンが焦げて、プリメイドコイルを交換しなくてはならなくなります。
さて、準備ができたので使ってみます。
コイルの抵抗値は0.5ohm。ドローは想像通り軽めで、直肺吸い(ダイレクトラング DL)に向いているドローです。ちなみに全閉で吸って、MTL(タバコ吸い、口吸い)でも運用できる印象ですが、コイルの熱量の冷却が間に合っていない印象なので基本的にはDL向けのキットだといえるでしょう。
それなりなミスト量が予想できるのでエアフローは半分開けて吸ってみます。
パフするとズバッと立ち上がります。立ち上がりは早い!
そしてミストもそれなりにでて、味もそれなりに出ます。可もなく不可もなく。
ただし、それはこの見た目だからというのもあります。
コンパクトBOX MODとクリアロという見た目だから。しかし、これがペンタイプのオールインワンタイプだったとしたら、充分な味とミストだといえるでしょう。
前提がつく時点で絶対的な美味しさではないのかもしれませんが、悪くはない印象です。
DIGIFLAVOR UBOXのまとめ
このキット、最大のメリットは価格であると思います。このサイズとしては大容量の1700mAhを搭載し、コンパクトサイズのBOX MODと、クリアロマイザーのセットでありながら、液晶搭載の可変ワッテージ多機能BOX MODのスターターキットに比べて半分程度の価格を実現しています。
それが故に機能と性能はかなり制限されていて、28W固定の出力。対応抵抗値が0.5ohmのみと付属のクロアロマイザー以外は使用できないようなスペックになっています。
ワッテージ固定ではなく、ボルテージ(電圧)固定であればもっと汎用性は高かったと思います。
※0.6ohm程度のクリアロを搭載し、数日使用しましたが全く問題はありませんでした。
このため、見た目はBOXタイプでありながら、ペンタイプのオールインワンに近いようなスペックであることがわかります。
割り切って使うのであれば、良くも悪くも普通に使えるので見た目可愛くて軽量、ミスト量それなりで運用したい場合はフィットするかもしれません。
個人的にサイズ感と重量、デザインと仕上がりに満足しているので、同形状で可変出力だったら嬉しかったなーと思います。
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