FOCUSVAPE(フォーカスベイプ)のヴェポライザー、PITH「ピス」のレビューです。
小さなサイズで持ち運びに便利なヴェポライザーです。国内販売価格が3,480円とコストパフォーマンスに優れているので、初心者向けの一台としても紹介されているデバイスです。
このヴェポライザーの特徴
- 軽量かつコンパクトなボディー
- 価格が安くコストパフォーマンスに優れている
- エアフロー調整が可能
- 温度調整が可能(200℃/210℃/220℃)
- バイブレーター機能搭載
詳細をレビューします!
商品提供:VAPONAVI
FOCUSVAPE PITHの詳細
軽量コンパクト、そしてコスパに優れた機種でありながら機能性は本格的で、エアフローコントロールでお好みの吸い味も調整可能ヒートアップ完了時や終了時間をバイブレーションでお知らせ。
サイズはかなりコンパクト!加熱式タバコ(IQOSやgloなど)の本体と比べてもかなり小さなサイズですね!VAPEデバイスと比べても相当小さくて、持ち運びに躊躇しないサイズ。ガジェットとしても魅力のあるサイジングです。
510変換アダプターを使えばお好みの510対応のドリップチップでも使えます。メーカー独自の特殊セラミックフィルターでコンパクトな機種ながら納得の喫味を味わえる機種に仕上がっています。
ヴェポライザー初心者がレビューします
筆者は数多くのVAPE製品をレビューしてきた経験はありますが、タバコ葉を使うヴェポライザーについては初心者です。
ヴェポライザーに強い興味があったため、このレビューに当たって同時に6機種の提供を受けて、機種間での違いも含め、できるだけ詳細をレビューしようとしていますが、初心者なので知識が足りなかったり、解釈が間違っていることがあるかもしれません。何卒ご了承ください。
ただし、初心者ならではの目線で、気になったことや感じたことを率直に書き綴っていこうと思っておりますので、これからヴェポライザーを入手してみたい、と思っている方の参考になれば幸いです。
また、ここが違うよ!など誤りがありましたらコメントやメッセージなどでお教えいただけますと大変助かります。
スペック
サイズ | H 82 × W35× D19mm |
重量 | 54 g |
加熱方式 | コンダクション(タバコ葉を直接加熱) |
加熱温度 | 200℃ / 210℃ / 220℃(3段階) |
一回の吸引可能時間 | 3分 |
充電ポート | microUSB(DC5V) |
バッテリー容量 | 850mAh(満充電で8~9回加熱可能) |
メーカー公式サイト | https://focusvape.eu/ |
パッケージ・内容品
内容品一覧
- FOCUSVAPE PITH Vaporizer(ヴェポライザー)本体
- シリコンボディーカバー
- ガラスマウスピース(セラミックフィルター内蔵)
- 510変換アダプター(セラミックフィルター内蔵)
- シリコンマウスピース(510)
- パッキングツール
- クリーニングブラシ
- microUSBケーブル
- ユーザーマニュアル(日本語)
同梱品は本体と2種類のセラミックフィルター内蔵マウスピース、ツールに充電ケーブルが付属します。セラミックフィルターなどの予備パーツを除けば、後から買い足す必要のない充実の付属品内容です。
PITHはアメリカでデザインされ中国で生産されていますが、日本で唯一のfocusvape正規代理店VAPONAVIさんが取り扱う日本語版には、日本語マニュアルが付属。さらにパッケージも日本語で記載されているので、日本人でも安心して使うことができます。
さらに、国内30日間の安心保証付きなのも嬉しいポイントです。
デザイン・ディティール
PITHの詳細を見ていきましょう。本体はシリコンボディーカバーに包まれています。
詳細を見ていくために、まず、本体を包んでいるシリコンボディーカバーを外してみます。
ちなみにこのシリコンボディーカバーは、PITHを傷から守る保護カバーとしてだけではなく、使用時に本体が熱くなるのを手に伝えないようにするヒートガードとしても機能するので、使用時は必ずボディーカバーをして使用するようにとの注意書きがあります。
ガンメタカラーのペイント、金属のようにひやっとする素材感。剛性を感じるボディーです。
PITHの本体前面には、メインスイッチボタンとLEDランプを搭載しています。スイッチボタンでオンオフを操作し、本体の状態はLEDランプで表示できるようになっています。
本体底部にはドロー調整用の『エアフローコントロール』を搭載しています。レバーをスライドさせることで、空気を取り込むためのホールの開き具合が調整可能。これによって、吸い込みの抵抗感が変わるので自分好みのドローに調整することができます。
- MTL(マウス・トゥ・ラング)…口腔内に煙を溜め込んでから、そのあと肺まで吸引する
- DL(ダイレクト・ラング)…直接肺まで吸引する
ドロー調整機能が搭載されていると、この2つの吸い方から自分好みの吸い方をセレクトすることができます。
VAPEでは超簡易的デバイスを除き、搭載されているのが当たり前な機能ですが、タバコヴェポライザーでは採用されている機種の方が少ないようですね。タバコではタイトドロー(MTL)が普通ですが、いくつかのヴェポライザーを吸ってみると、ドローが軽いものの方が多いので、違和感を覚えますが、PITHでは当然ドローを絞ることができるので、違和感なく使うことができます。
PITH本体側面には内蔵バッテリー充電用のmicroUSB端子を装備しています。
DC5V電源に接続したmicroUSBケーブルを挿入して内蔵850mAhバッテリーの充電が可能。充電中は端子横のLEDランプが赤く点灯、充電完了で消灯します。
充電電流は1A指定です。2A充電器を使用出来ますが急速充電には対応していない記載があるので、1A充電を用いるのが安全です。そして、自動識別機能付きの可変電圧式(QC 3.0等)の充電器は絶対に使用しないでください。
また、パススルー非対応なので、充電中の使用も不可です。
マウスピースは2種類付属します。
- ガラスマウスピース(セラミックフィルター内蔵)
- 510変換アダプター(セラミックフィルター内蔵)
ガラスマウスピースはワンピース構造で分解不可(セラミックフィルター部分は分解して交換可能)510アダプターは、その名前の通り510サイズのマウスピースを取り付けるためのアダプターです。
付属品にはシリコン製510マウスピースが付属するので、取り付けると先端にレギュラーサイズのフィルターも取り付け可能。また、汎用の510ドリップチップを取り付けることももちろん可能です。
フィルターはシャグ用のフィルターが使用可能です。
Amazonや楽天市場などの大手ショッピングサイトでも入手できるので、フィルターを使いたいけど近くに手巻きタバコを扱っているショップがないユーザーさんは通販が便利です。
マウスピース部分(ガラス/510変換アダプター)の裏側部分は金メッキパーツになっていて、分解できるようになっています。反時計回りに回して分解すると、中にはセラミックフィルターが入っています。
予備パーツとしてセラミックフィルター単体でも販売されているので、交換することが可能です。
小さいボディーには、しっかりとした本格的な仕様を採用。セラミックチャンバー搭載です。
セラミックコーティングされていることによって、使い終わったシャグが簡単に取り出せるようになっています。通称「シャグポン」(※逆さまにして本体を叩くことによって使い終わったシャグがポンと出ること)が可能です。
PITHの使い方
1. タバコ葉を詰める。
PITH本体から、マウスピースを外ます(Oリングでハマっているだけなので、上に引き抜くだけです)
チャンバー部分にタバコ葉を詰めていきます。タバコ葉は手巻きタバコ『シャグ』用のものを使うのが一般的です。詰めたら再びマウスピースを取り付けます。
今回はメジャーな銘柄である『che』を使用しました。
タバコ専門店などで取り扱われている手巻きたばこグッズですが、一部のショッピングサイトでも取り扱われているので通販でも入手することができます。
2.本体を操作して加熱を開始する
PITH本体のボタンを操作して加熱を開始します。手順は以下の通りです。
- ボタンを5回連続で押す(5クリック)と電源ON → 自動で加熱開始
- 加熱完了までは約30秒間 → 200度まで加熱される
- 予熱温度に達するとバイブレーターが振動する
- 電源ON状態でボタンをクリックして設定温度を上げる(200℃/210℃/220℃)
→設定温度に達するとバイブレーターが振動する - 約3分後に自動で電源がOFFになる
→終了15秒前nバイブレーターが振動してお知らせしてくれる - 緊急停止は5クリックでOFF
ボタンが一つしかないので、操作は簡単です。なおかつ、LEDランプで設定温度がわかりやすく表示されるのでで初心者でも簡単に使うことができます。
ちなみにLEDランプをわかりやすくするためにシリコンカバーから取り出して撮影していますが、本体がかなり熱くなるのでシリコンカバーを外して使うのは危ないので注意します。
3.クリーニング
使い終わったらタバコ葉を取り出します。
筆者は今回初めてタバコヴェポライザーを使用しましたが、使い終わった後のメンテナンスは若干面倒に感じました。逆さまにして勢いよくPITH本体の底を「ポン」と叩けばある程度出てきますが、完全には出てこないで中に残ってしまいます。
慣れていれば、ある程度残っていても気にせず使ってしまうのかもしれませんが、残っていると気持ち悪いので耳かきのようなパッキングツールでほじくり出す必要があります。
自宅で使うのではその都度面倒ながらも作業すれば良いのですが、外出時まで使いたいのであればその都度シャグを詰めて、クリーニングというのが面倒な作業に感じました。
4.バッテリー残量
バッテリーの残量は、電源ON直後と電源OFF直前の白色LEDランプの点滅で表示されます。
- 白色LED3本点灯:70%以上
- 白色LED2本点灯:20-70%以下
- 白色LED1本点灯:20%以下
感想
ヴェポライザーの特徴
ヴェポライザー初心者なので、味に関して他の機種とも比較しながら吸いました。
まず、PITHに限ったことではないのですが、『ミストがかなり少ない』です。これは加熱式タバコ(IQOSやgloなど)に比べても少なくて、VAPEの比ではありません(※逆にVAPEを初めて吸う人だとミストの多さにびっくりすることもあります)
視覚的にミストが少ないので、その部分で物足りなさを感じてしまうのですが、さすがタバコ葉を使う製品なので『キックはしっかりと感じます』
それでいて、タバコ葉を燃やすのではないので、タールっぽさは感じないのでIQOSなどに近い感覚です。
ヴェポライザーのメリット
大きな違いはタバコ葉の銘柄の自由度が高いことと、ランニングコストが安いということが挙げられます。
自分好みのシャグを見つける楽しみも生まれますし、シャグは紙巻きたばこに比べて重量当たりの単価が安いのでランニングコストが抑えられます。
今回用いた”che”は、25gで690円、一回の量を0.15gとすると165本分、一本当たり4.2円となるので、IQOSや紙巻きたばこの1/5ほどのコストで吸えてしまいます。
圧倒的なコストパフォーマンスです。
ヴェポライザーのデメリット
ただ、使い方の項目でも書いた通り、メンテナンスについては面倒な印象です。
例えばIQOSであればカートリッジのようになっているヒートスティックを取り外すだけで良い部分が、バラバラのタバコ葉を詰めなくてはならないので、綺麗に取り出すことができません。
自宅で使うのであれば、多少の手間をかけられますが、外出時、特に運転中などに気軽に取り出しては吸えないと感じました。
PITHの特徴
これはPITHに限ったことではないので、PITHの特徴は「携帯に便利なサイズと重量」でありながら、本格的な味わいとキック感が楽しめるということです。
他の機種とも比較してみましたが、高額なビッグサイズの機種に比べれば味わいには劣るものの、だからと言って「まずい」というわけではなく、しっかりとタバコ葉の味わいは楽しめます。
キックに関してはVAPEのニコチンリキッドとは違う「タバコ葉」特有のもので、しっかりとしたキックでありながら、紙巻きたばこのようなタール感は感じません。蒸した茶葉のような芳香に感じます。
ヴェポライザーはサイズまちまちで、大きいものだとカバンに入れておくにも嵩張るサイズですが、PITHはポケットサイズ。持ち出すのに躊躇しないサイズなのが最大のメリットだと思います。
まとめ
軽量コンパクトなタバコヴェポライザー。小さなサイズでありながら本格的な味と、便利な機能。そしてドロー調整で自分好みの吸い味を調整可能です。
低価格でありながら実用的なので、初めての一台としても十分です。
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