Augvape「オーグベイプ」のVAPEアトマイザー、BTFC RDAのレビューです。
augvapeの新たなアイテムは登録者数13万人を超える人気YouTubeチャンネル”VAPNFAGAN”とのコラボレーションアイテム。デュアルコイル専用の爆煙ドリッパーです。
このアトマイザーの特徴
- 有名YouTuberとのコラボレーションアイテム
- 25mmサイズのデュアルコイル専用 DL特化型アトマイザー
詳細をレビューしていきます。
商品提供:AUGVAPE
詳細
BTFCの名前は、それを表す言葉の頭文字に由来しています。
B:Bottom
T:Top
F:Flavor
C:Clouds
ボトム・トップ・フレーバー・クラウド なんとも贅沢なネーミング。どれもを兼ね備えようとした欲張りなアトマイザーです。
そのコンセプト通り、ボトムエアフローと、トップエアフロー、2箇所のデュアルエアフローを搭載したドリッパー。デュアルコイル専用デッキです。
カラーバリエーションは4色用意されています。スタンダードなカラー展開。
Black / Stainless Steel / Gun Metal / Rainbow
スペック
直径 | 25mm |
高さ | 26.5mm(DT、スレッド含まず) |
重量 | 49.4g(実測) |
ネジタイプ | 510 |
ドリップチップ | 810DT |
コイル | RBA デュアルコイル |
エアフロー | サイドエアフロー |
素材 | 304ステンレス |
BF対応 | ◎ BFピン付属 |
公式サイト |
パッケージ・内容品
製品の概要を見終えたところで、パッケージを開封していきます。
パッケージはAugvapeのアトマイザー製品の定番、筒状の髪パッケージです。製品名な度がプリントされたシンプルなデザイン。上下の中華どんぶりのような模様も定番ですね。製品偽造防止のスクラッチ式セキュリティーコードの入ったステッカーも貼られています。
開封した感じも、Augvapeの他のアトマイザーと同じ感じです。
内容品一覧
- Augvape BTFC RDA アトマイザー本体
- スペアパーツ一式(Oリング、ネジ)
- BFピン
- エクストラ810ドリップチップ
- ツール(六角レンチ)
説明書などはなくシンプルな同梱品内容。本体にスペアパーツやエクストラパーツ、ビルドツールなどが入っています。
ディティール
シンプルながら特徴のあるルックス。仕上がりのクオリティもよく、廉価製品には思えない仕上がりの良さを感じます。
サイドにはBTFC RDAのロゴマークが大きめに入っているのが特徴です。レーザー刻印?底面を除き、このロゴの他にはメーカー名などは入っておらず、シンプルなルックスのワンポイント的なデザインです。
分解
それではまずは製品を大まかに分解してみます。
- ドリップチップ
- トップキャップ&スリーブ
- デッキ
構造ごとに分解すると3つの部位に分けることができます。ドリッピングアトマイザーなのでパーツ総数が少なく、アトマイザーを完全に洗浄したい時にも煩わしさがなく、リキッドの味を変えることができるのが特徴です。
ドリップチップ
ドリップチップの取り付け部分は810DT(ハーフインチ)サイズ。付属品ではない、汎用品も取り付けることができるサイズです。トップキャップ側にOリングが設けられています。
付属のドリップチップは2種類。どちらも810DTで510ドリップチップアダプターは付属しません。
黒い樹脂素材のドリップチップは内径が途中から急激に広がるタイプ。BTFC RDAにプリセットされています。全長10.5mm、露出部の高さ6.5mm、外径18.2mm、内径9.5→13.2mm
エクストラとして付属する半透明の樹脂ドリップチップは内径10mmストレート。
全長14mm、露出部の高さ10mm、外径13mm、内径10mm
トップキャップ
トップキャップは2ピース構造。
スリーブとトップキャップで構成されている構造で、ボトムエアフローとトップエアフローそれぞれを調整できるエアフローコントロールリング(AFC)としても機能する設計です。
トップエアフローの調整はトップキャップとスリーブ上部に設けられたエアホールの合わせ具合で調整することができます。トップキャップ側を回して、スリーブに開いたエアホールをトリミングすることで、取り込む空気の量を調整します。
トップエアフローのエアホールはデッキのかなり上部から取り込まれます。
トップキャップのかなり上部、ドリップチップ近くにトップエアフローのエアホール出口が設けられています。
Bottom Airflow + Top Airflow = Clouds
メーカーの説明にある通り、トップエアフローも開けることで、取り込む空気の量を増やし、ミスト量を多くするのが狙いで、味を重視するのであればボトムエアフローのみの運用を推奨しています。
ボトムエアフローは、デッキエアホールと、スリーブの合わせ具合で調整します。
取り込んだ空気は、デッキのポストからコイルのボトムに供給される構造です。
トップキャップ裏は段差になった構造。ちなみにデッキとスリーブの合わせ具合(Oリングの硬さ)は適切で、リキッドで濡れていなくてもすんなりハマるだけでなく、リキッドで濡れている状態でスリーブを持ってMODから着脱しようとしても空転することなく回ってくれる絶妙な塩梅です。
切り欠きや凹凸でデッキとスリーブが接続されるタイプではありませんが、仕様上全くストレスを感じない仕様です。
デッキ
デッキは4ポスト4スレッド。デュアルコイルに特化したデッキです。無理やりシングルコイルで組めないこともありませんが、エアホールがポストとセットになった構造で、コイルごとに設けられているのでシングルコイルを活かすようなエアホールの仕様にはなっていないため、デュアルコイル専用のデッキと考えた方が良さそうです。
ここでの特徴はポストにデッキエアホールが隣接しているので、ジュースウェルの底からエアホールまでの距離がかなり高さがあるため、ボトムエアフロー構造なのに傾けるなどした時にリキッドが漏れにくい構造になっていることです。
ジュースウェルは左右分かれている、というより、コットンレッグを置く場所兼用になっているため、深さはありますがジュース保持量が極端に多いというほどではありません。しかし、コイルの高さ的にもコットンレッグの長さが眺めになるため、その部分で保持できる量はそれなりにあるでしょう。
ポストのコイル固定部分はイモネジ式で、六角レンチで締め込むタイプ。
コイルは予めコイルレッグを切断して置く必要はなく、イモネジ 下からレッグが飛び出す仕組みなのでビルドも簡単です。
コイルの形に添わせるようになっているポスト形状が特徴的です。2つのコイルに2つづつ合計4つのエアホールがあります。
ポスト上にも多少の空間の余裕があります。しかし、トップエアフロー部分はキャップで内径が狭くなっているので、トップエアフローホールにコイル位置を近づけるのは現実的ではなく、トップエアフローホールはあくまでコイル冷却に関係のない、補足的なエアーを取り込みミストを臆するものと考えた方が良さそうです。
ポジティブピン
ポジティブピンを確認しておきましょう。デッキ裏には”By augvape and VapnFagan”の刻印。コラボレーションアイテムであることが書かれています。ロットナンバー入り。
金メッキ加工されたポジティブピンの出っ張り具合は実測で0.78mmでした。
ピンはデッキのポジティブポスト固定ネジ兼用なので緩めて使うことはできません。きっちり閉められていることを確認してから使用します。
BFピン(スコンクピン)の出口はデッキのジュースウェルのサイド、ウェルの底から供給されます。
ビルド
それではビルドです。
ポストがポストレスに近いような構造なのですが、ワイヤーレッグが反対側に抜けるように穴が掘られているので、プリカットして置く必要がなく、ビルドは非常に簡単です。
コイルの幅が長いクラプトンコイルなどでも簡単にビルドできますし、写真のように単線でもラフにイモネジ を回せば普通にクランプしてくれるので本当に楽です。運用◎
カンタル24ゲージ、3.0mm軸、7巻
とりあえずコイルレッグの長さだけ決めて固定してやり、固定した後でコイルの向きや高さを調整。その後余分なコイルレッグをカットしてやります。
ドライバーンしてホットスポットを除去。キャップを取り付けるときにコイルレッグがキャップにあたるぐらい長いと底から短絡してしまうので、ポストのキワでカットすることが必要です。
ウィックを通してやります。
余分なレッグをカットし、左右のウェルに落としたらビルドは完成です。
リキッドチャージ時の注意ですが、ドリップチップから多めかつ雑にリキッドを垂らすとかなりの確率でエアホールから伝漏れするので、上からリキッドをチャージする時は一度キャップを外して、ウィック部分にしっかりとリキッドを浸透させるか、少しづつドリップしてやることが必要です。
MODに載せてみました
若干ボディーのサイズが長いものの、デザイン的にはシンプルなので載せる記載は選ばない印象です。
マッチングは良いと思います。載せる機材を選ばないですね。
感想
美味しいですね。ボトムエアフローは間違い!という感想。
そして、こういうデュアルエアフローのRDA、レビューのごとに「トップはいらないだろう」と決めつけてレビューを始めるのですが、使ってみると割と悪くないんですよね。
味に良い影響を与えるのはボトムエアフローがメインではあるのですが、以外と同時に開けると味に奥行きが出て美味しくなるというように感じています。
原理的に、「吸い込むときにドリップチップと口の間から空気を吸い込めば一緒」だとも思えるのですが、それとは違い、空気をコイルの間に巻き込んでいるのかもしれません。
もちろん、トップだけ開いたのでは「薄いなぁ」と感じてしまうリキッドがあるのですが、この場合でも濃すぎてキツいと感じるリキッドを入れると美味しく吸えたりするので、このデュアルエアフロー構造はリキッドに合わせられるメリットを感じます。
惜しむらくはトップエアフローの位置がボトムエアフローの調整に連動してしまうこと。自由に位置を開けられればもっと味に自由度が出ると予想できるので惜しい部分でした。
まとめ
基本はボトムエアフローメインのエアフローで間違いありません。ドリッパーならではの味わい、リキッドの味を直接感じられるウェットなミストを楽しむことができます。その上で少しだけトップエアフローを開けてやると味に変化が生まれるので楽しいですね。
見た目もクオリティも良いアトマイザー。ビルドで味の変化も楽しい機種です。
コメント
だいぶん前のレビューに対しての質問申し訳ありません
こちらbfピンを紛失してしまい
互換性のあるbfピンって知ってますかね?
残念ですが、もう一つ買うのが手っ取り早いと思います。
比べてしまえば、ハイプライスアトマイザーのオプションピンほどで購入できますから…
悔しいですが自分を納得させてみてくださいませ。