群雄割拠な小型テクニカルMODスターターキット。
当ブログではiStick Power NanoやeVic-Basic with CUBIS Pro Mini、Air50などをレビューしてきました。
今回レビューするのはTarget Mini Kit「ターゲットミニ」 (Vaporesso) です。
Vaporessoお得意のCCEL(セラミックコイル)を搭載したクリアロマイザーを用いたコンパクトボックスMODのスターターキッドです。
今回の商品はGearBestさんより提供してもらいました!
Thank you!!! GearBest!!!
Target Mini Kitのパッケージ、開封
パッケージデザインです。
シンプルなデザイン、写真と文字が配置された白を基調にしたデザインになっています。
本体などがキレイにパッケージングされています。
内容物は
・Target Mini 40W TC BoxテクニカルMOD本体
・Guardian clearomizerクリアトマイザー本体(コイル組み込み済み)
・ドリップチップx2
・予備Oリング
・USBケーブル
・説明書一式
USBケーブルがかっこいいケーブルが付属します。こういう細かいところへの配慮、好きです。
説明書一式はこんな感じで、全て英語ですが図解もあり、親切に解説されています。
Target Mini Kitの詳細
まずはスターターキットの外観から見ていきましょう。
非常にコンパクトなキットです。バランス的にアトマイザーが大きく感じますが、この手のバッテリー内蔵型小型スターターキットとしてはこのぐらいのバランスが多いと思います。
さて、MODとアトマイザーをそれぞれ別に詳細を見ていきましょう。
テクニカルMOD Target Mini TC Box Modの詳細
小型のバッテリー内蔵型テクニカルMODです。デザインがいい感じですね。先端からビームソードが出そうなデザイン、カッコいいと思います。特にカーボンをあしらっているのが好きな人にはたまりません。(ボクですw)
スペックです
Target Mini TC Box Modのスペック
サイズ | H 56×W36.5×D24.2mm |
ワット数範囲 | 5 – 40W |
温度範囲 | 200 – 600F/ 100 – 315℃ |
抵抗値 | 0.15-5ohm(VW) 0.1-1.0ohm(TCモード) |
モード | VW /温度-Ti系/温度-Ni系/温度-SS / TCR(M1、M2) |
スレッド | 510 |
充電ポート | USB |
バッテリー | 1400mAh(内蔵) |
重量 | 97g(実測) |
カラー | Silver , Black |
スペック的には過不足なしといった印象で、昨今のテクニカルMODの標準的な機能といった印象。
特徴としてはサブボタンが3つという点でしょうか。
サイズ的には以前レビューしているiStick Power NanoやeVic-Basic with CUBIS Pro Mini、Air50などと大差ないサイズになっています。
恐らくシールだと思いますが、このカーボンをデザインに取り入れているのが特徴になっています。カッコいいですね。
上部にはコンタクトがあります。また、写真左の黒い部分には親指を乗せることで本体のホールドがしやすくなっていて、こういう所、僕は好きです。
コンタクトピンはスプリング式で調整は不要です。
底面にはベントホールと、内蔵バッテリー充電のためのmicroUSB端子が設けられています。
クリアロマイザー Guardian clearomizerのの詳細
アトマイザーの方も見ていきましょう。
トップエアフロータイプのクリアロマイザーです。
ガラスタンクを保護するように、金属で囲まれているのが特徴的です。
CUBIS Pro Miniのようなコンセプトのクリアロマイザーだと推測できます。
Guardian clearomizerのスペック
直径 | 22mm |
全長 | 39.5mm ※ドリップチップ、510スレッド含まず。 |
リキッド容量 | 2ml |
ネジタイプ | 510 |
ドリップチップ | 510 |
コイル | 交換式 |
エアフロー | トップエアーフロー |
リキッドチャージ | トップ |
素材 | ステンレス、ガラス |
金属の質感、デザイン、クオリティは上々です。
さて、分解していきましょう。
このように分解できます。注意点としては、CUBIS Pro Miniのようにデッキとタンクが一体化しているため、ガラスタンクを破損させると若干高くつかな、といった印象。
破損しないように金属の枠がついているので高いところから落とすなどしない限りは破損することは早々ないと思いますけど、取り扱いには注意です。
さて、上部のパーツから順番に見ていきましょう。
ドリップチップは金属製のものが2種類ついています。
面白いなと思うのは、一方のドリップチップを装着すると、チムニーの内径が絞れること。
さて、分解を進めるために
トップパーツの上部についているパーツをドリップチップとともに外します。
これ、逆ネジなので、外す際には時計回りに回して外します。
これが付いている意味は、トップパーツの緩み防止でしょうか。
凝った構造であると思います。
ちなみにエアフロー調整は
このトップパーツを回すことで調整可能。自由度は高いです。
コイル上部には
このようにエアー取り込み口がついていて、エアホールから取り込まれた空気はこのようにコイル内部に供給されます。
さて、トップパーツを外してみましょう。
リキッドチャージの際にはここまで外してリキチャします。
トップパーツだけでなく、その上のパーツも外す必要があるため少々面倒です。
さて、コイルも外してみます。
コイルはデッキに差し込まれているだけなので、ズボッと引き抜くことが出来ます。
ちなみにポジティブピンは調整不可です。
付属コイルは2種類です。
CCELのコイル2種類が付属します。セラミックを用いたコイルですね。
0.6Ωと0.5Ωのコイルです。
コイル上部から。コイル内径も異なります。
コイル上部にはトップパーツの上部についているパーツが接続されるため、トップから取り込まれたエアーは、コイルのボトムまで導かれ、下からコイル内を通って上に抜けるようになっています。
この構造により、トップフローでありながら、コイル内を空気が通るので、味が出る、ように設計されています。熱もうまく抜けますね。
ただし、リキッドが過剰供給された時、リキッドが抜けるポイントがなく、「ジュルる」原因にもなります。
これは、「構造上リキッド漏れがない」のとトレードオフです。
ジュルることはあるのかもレビューしていこうと思います。
Target Mini Kitを使ってみる
使う前には内蔵バッテリーの充電をしておきます。
付属ケーブルを、MOD底部のmicroUSB端子に挿入し、内蔵バッテリーを充電します。
給電は手持ちのアダプターやPCなどを利用します。
次にアトマイザーの準備です。
コイル内部のコットンにリキッドを軽く塗布し、
タンクにもリキッドを注ぎます。
アトマイザーを元通り組んだら完成です。
Target Mini Kitのまとめ
MODは容量もこのサイズ感のテクニカルMODの中では大き目、マニュアルTCRにも対応しており、デザイン性も良い。良いMODだと思います。
付属アトマイザーですが、ちょっと背が高めかなという印象。
もう少しショートだったら全体的にコンパクトになるのに、と思います。
味的にはCCELのクリアな味が楽しめます。めちゃくちゃ美味しい、とまではいきませんが、トップフローでこれだけ味が出れば問題ないと思います。
この構造のクリアトマイザーにありがちなジュルジュル感も使っている限り感じませんでした。ジュルる原因としては、ボトムフローでリキッドの逃げ場がない構造なので、リキッドがコイル内に過剰供給されると、ずっと留まることからジュルる原因になりますが、セラミックコイルはこの辺も優れているのでしょうか。
正直、数多くリリースされている小型BOX MODは一長一短、どんぐりの背比べです。
本体サイズは内蔵バッテリーサイズ次第ですので、多少の差こそあれど、同じような容量のバッテリーを使用しているMODに容量的な差はなく、性能的にも圧倒的な差はありません。
後は見た目ですよね!持ちやすさや見た目で最終的には決めて良いとボクは思います。
小さいながら、ホールドしやすいMODと、カーボンとステンレスを用いたボディ。
個人的にカッコいいと思います!!
コメント
お世話になります。
電子タバコ初心者です。初めてテクニカルMODの全く同じ製品を購入したのですが、3点ほど教えて頂けると幸いです。
1)通常リキッドは中央の穴には絶対入れるなと聞いていて、私が購入した同製品の商品説明の注意書きにも中央の穴には絶対入れるなと書いてあるのですが、コットンを多少しめらすためにほんのすこし入れた方が良いのでしょうか?
2)デフォルトで電源を入れるとVWモード40Wと表示されますが、中に入っているコイルは0.5Ω20-35WのCCELLですが、VWモードの場合は、やはりワット数を35W以下にして吸うべきなのでしょうか?
3)私が購入した商品の説明ページにDTL/MTLの切り替えが出来ますと書いてあるのですが、DTLとMTLの意味はわかるのですが、本当に切り替えられるのでしょうか?
以上3点がわからず、まだ一口も吸っていない状況です。
もしわかりましたらご教授頂けると幸いです。
初めまして。以下返信です〜!!
1.タンクにリキッド入れて放置する(10分程度)で良いと思いますよー。コットンにリキッドが浸透すればOKです!
2.コイルに書いてあるW数はあくまで目安、推奨Wです!
3.ドリチ、細い方が口吸い用ですね!AFCでドロー調整もできますよーっ!
お世話になります。
了解です。いろいろとありがとうございます。
初めてなのでつい色々悩んでしまいました。
DTL/MTL切り替えタンクとか書いてったので、要は、ドリップチップとコイルとAFCで調整して、どっちでも楽しめ!ってことなんですね。
ありがとうございました。m(_ _)m
いえいえー!慎重になりすぎるぐらいで丁度良いと思います!
僕も始める時には色々なブログ読み漁ってから購入しましたからね!
良いVape Lifeを!!