DIGIFLAVOR「デジフレーバー」のVAPEアトマイザー、Mesh PRO RDA「メッシュ プロ アールディーエー」のレビューです。
リブルタブル製品(自分でコイルやウィックをビルドして使用する製品)は今まで金属ワイヤーからコイルを作成してセットするものでしたが、俄かに流行の兆しが見えるのが、金属メッシュをコイルとして使用する製品です。
当ブログでも今までに数個のメッシュをコイルとして使用する製品をレビューしていますが、今回レビューするMesh PRO RDA「メッシュ プロ アールディーエー」も製品名の通り、そのような製品の一つ。詳細をレビューしていきます。
商品提供:HEAVEN GIFTS
詳細
Geekvapeの兄弟ブランドであるDIGIFLAVOR「デジフレーバー」がリリースするVAPEアトマイザー、Mesh PRO RDA「メッシュ プロ アールディーエー」は、その名の通り、メタルメッシュをコイルに使用するリブルタブル・ドリッピング・アトマイザーです。
ドリッパータイプのアトマイザーなので、リキッドを蓄える部分(タンク)を持たず、リキッド保持量に劣りますが、リキッドのフレーバーをダイレクトに味わえる構造が特徴です。リキッドフレーバーを頻繁にチェンジする使い方もできます。
デザインはシンプルなミドルハイトのドリッパーといった印象で、スリーブのサイドに設けられた多穴式のサイドエアフローが特徴出来です。シンプルなデザインながらロゴの主張もあり、スリーブには大きく製品ロゴ “M PRO” のエングレービングが入ります。
スペック
直径 | 25mm |
高さ | 26.5mm(DT・スレッド除く) |
ネジタイプ | 510 |
ドリップチップ | 810DT(510DTアダプター付属) |
コイル | RBA メッシュビルド |
エアフロー | サイドエアフロー |
BF対応 | ◎ BFピン付属 |
DIGIFLAVOR公式サイトより
パッケージ・内容品
製品パッケージはDIGIFLAVORのブランドカラーである紅白を用いたもので、パッケージ前面には製品が見える窓が設けられているので内容品がわかりやすくなっています。
開閉部には2箇所、剥がすと不可逆的にシールが分離するステッカーが貼られており、未開封であることを証明しています。背面には製品の概要が英語で書かれ、シリアルナンバーそしてスクラッチ式でセキュリティーコードが入るステッカーが貼られており、偽造品対策が施されています。
内容品一覧
- Mesh Pro RDA アトマイザー本体
- エクストラ 810 デルリンドリップチップ
- 510 ドリップチップアダプター
- メッシュ(Kantal A1、SS316、Ni80)
- アクセサリーバッグ(ビルド用ツール、予備Oリング、予備デッキネジ、BFピン)
- ユーザーマニュアル
製品本体の他に、マニュアルなどの書類、そして付属品が収納されています。
ビルドに必要なコイルの役割を果たすメタルメッシュも3種類付属するので、別途買い求めることなく、好みのメッシュを試すことができます。
書類関係は基本的に英語で書かれており、残念ながら日本語は用いられていませんが、図解が入っているわかりやすいもので、言語が理解できなくとも絵を見ればおおよそ内容がわかるものになっています。
分解
Mesh PRO RDA本体を分解してみると、写真の通り、左から ドリップチップ / トップキャップ / スリーブ / デッキ になります。デッキはさらに細かいパーツに分解可能。RDAなので全体の部品数が少なく、洗浄などのメンテナンスも比較的簡単に行うことができるのは大きなメリットです。
ドリップチップ
Mesh PRO RDAのドリップチップ・マウスピース部分は本体とは別体になっており、取り外し可能です。
2種類のドリップチップの他に、汎用品として販売されている510DTドリップチップを使用可能なアダプターも付属します。このアダプターは金属製です。
ドリップチップ取り付け部はトップキャップに設けられており、この部分はハーフインチ互換となっており、汎用品として市販されている810DTサイズのドリップチップを使うこともできます。トップキャップ側にOリングが設けられています。
そして付属のドリップチップは2種類。どちらも黒い樹脂素材が用いられています。
全長13mm、露出部の高さ8mm、外径18mm、内径9→12mm
全長15mm、露出部の高さ10mm、外径13mm、内径10mm
トップキャップ
Mesh PRO RDAのスリーブには空気をコイルに供給するためのエアホールが設けられています。俗に言うサイドエアフロー方式で、片側に8つづつ、合計16個のエアホールが設けられています。
このエアホールはトップキャップを回すことで開閉できる構造です。
トップキャップにはエアフロー調整の際に回しやすいように凹凸がデザインされており、ルックスを兼ねた仕様が用いられています。
スリーブからトップキャップを外してみると、2箇所の切り欠きがあり、この部分によってエアフロー調整が可能になっています。この形状からもわかる通り、片側のエアホールだけ開く運用はできません。
トップキャップ裏はなだらかにドリップチップまで導かれるデザイン。若干ドリップチップがチムニーのように出っ張っています。
デッキ
Mesh PRO RDAのデッキはメッシュビルド前提のクランプデッキ。2ポール2スレッドです。クランプデッキのため、通常のワイヤーコイルでのビルドも可能です。メーカー公式サイトにはワイヤービルドでの画像も掲載されています。
クランプ部には金メッキ加工されたパーツが用いられており、腐食を防ぐことや、通電性向上が図られています。
デッキの下にはリキッドを蓄えておくためのジュースウェルが設けられています。そこそこの深さがあり、リキッドの保持量は十分だと思えます。
クランプ部はメッシュを挟みやすい幅広形状になっています。
クランプはこのマイナスネジを回すことで操作します。マイナスドライバー一本で操作可能。
ポジティブピン
Mesh PRO RDAのポジティブピンにはデッキ同様金メッキが施されていて、耐腐食性など機能的に配慮されています。
初期状態では通常ピンがセットされていますが、BFピンも付属するため、スコンカーMODでの使用も可能。このBFピンにも金メッキがほどこされています。
ポジティブピンはデッキのポジティブポール固定ネジ兼用なので、出っ張り具合の調整はできません。通常ピンはマイナスネジ。BFピンは六角レンチで着脱することができます。
BFピンのリキッド出口はウェルより高い場所に設けられているので、スコンカーボトルからはジュースウェルにリキッドをチャージできます。
ビルド
それではビルドしていきましょう。
ビルドの際にはデッキサイドのスクリュをマイナスドライバーで操作して、デッキのクランプを解放します。
解放したらメッシュを挟んでいきます。今回は付属3種類の中から、最もスタンダードなKA1(カンタルメッシュ)を用いてビルドしました。写真のようにビルドでは全く長さを調整しないでビルドしましたが、若干短く切断するのが良いと思います。
メッシュをデッキにセットし、ドライバーンした後にコットンをメッシュに通していきます。今回コットンにはNativeWicksを使用しました。FiberFreaksではボリュームが確保できないため、コットンが向いていると思いました。
長さを調整したのち、ウェルにコットンを落としていきます。
MODに載せてみる
TeslaCigs / PUNK 220W (18650デュアル)
Modefined(Lost Vape) / Sirius 200W (18650デュアル)
Eleaf / iStick Pico 21700 (21700シングル)
感想とまとめ
メッシュビルドのお手軽さ!味も十分楽しめるRDA!!
以前レビューしたメッシュを用いるアトマイザー、VANDY VAPE / Mesh RDA にはジュースウェルがありませんでしたが、メッシュビルドではコットン量が多めになるので、保持量に不満を感じることがありませんでしたが、今回のMesh PRO RDAではさらにウェルがあることによって保持量により余裕を感じます。
味に関してはビルド次第ですが、エアホールとの位置関係も前記したVANDY VAPE / Mesh RDA と差がなく、同等程度の味だと感じます。メッシュでは通常コイルに比べて味に不安がありましたが、吸ってみるとリキッド次第ですが、爆煙でも味の飛ばないリキッドであれば十分楽しむことができ、粒子が細かくふわふわした印象のミストを楽しむことができます。
他のメッシュビルドドリッパーと迷うところですが、ジュース保持量以外の性能に差がない以上、見た目で選部のが良いと思います!
デジフレーバー(Digiflavor) Mesh Pro RDA Atomizer アトマイザー
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