Augvape(オーグベイプ) のベイプ用アトマイザー、DRUGA RDA「ドルーガ」のレビューです。
最近流行のスコンカー(ボトムフィーダー)にも対応する、24mmサイズの爆煙タイプのコストパフォーマンスに優れたドリッパーアトマイザーです。
それでは詳細を見ていきます。
商品提供:GearBest
Augvape DRUGA RDAのパッケージと内容品
筒状のパッケージ。
サイドには製品偽造防止用のスクラッチ式セキュリティーコードが入ったステッカーの添付があります。
内容品一覧
- DRUGA RDAアトマイザー本体
- 交換用810ドリップチップ(ブラックデルリン)
- 510ドリップチップアダプター
- BFピン
- 六角レンチ(BFピン取り付け用)
Augvape DRUGA RDAの詳細
Augvape DRUGA RDAのスペック
直径 | 24mm |
ネジタイプ | 510 |
ドリップチップ | 810DT(ハーフインチ) |
コイル | RBA デュアルコイル |
エアフロー | サイドエアーフロー |
素材 | ステンレス |
色 | Black , Silver , Yellow , Red , Blue , Dark Green , Green , Purple |
Augvape公式サイトより
本体の長さはドリップチップと510スレッドを除いて23.31mmになります。
付属のドリップチップのバリエーションが非常に豊富です。
- ウルテム製810ドリップチップ(ショート)
- デルリン製810ドリップチップ(ロング)
- 510ドリップチップ用アダプター
ハーフインチサイズのドリップチップおよび510ドリップチップとも接続可能で、汎用品にも交換ができます。
トップキャップ側にOリングが設けられているタイプです。
黄色っぽい半透明樹脂、ウルテム素材の810ドリップチップ。口元で広がるデザインを採用しており、最小径の部分の内径はおよそ10mm、高さは6mmです。
ブラックデルリンの810ドリップチップはストレート構造を採用しています。
内径はおよそ10mm、高さも10mmです。
トップキャップとスリーブはOリングを介して接続されています。
キャップには2つのエアホールがあり、スリーブの2つのホールとの合わせ具合でエアフロー調整が可能になっています。ここが3つ穴の場合はシングルにも対応している構造ですが、本機では採用されておらず、基本的にデュアルコイル向きのアトマイザーになります。
キャップを回すことでエアフロー調整が可能。回した感触はヌルっとしており、Oリングとスリーブの接触具合が適正であることが伺えます。
トップキャップ裏はドーム形状を採用しています。
デッキは2ポール。非常にシンプルなデッキです。
ジュースウェルはそこそこの深さがあります。
コイルレッグを固定するネジには工具を使わずに回せるようにローレットが刻まれており、実際に指でつまんで回すことが出来ました。頭部分にはプラスの溝も刻んであるので、プラスドラーバーで回して締める事もできます。
スクリューを回してみると、固定部には溝が掘られていて、この部分にコイルレッグを挟むことが出来ます。
ポジティブピンは分解可能。ポジティブ側のポール固定兼用なので調整は不可です。
そしてBFピンも付属しており、付属の六角レンチで締めることが出来ます。
付属工具は通常コイルレッグ固定スクリューを回すものが付属しますが、本機ではBFピン固定用の六角レンチが付属します。なお、通常ポジティブピンを外すためのマイナスドライバーは付属しませんので別途用意する必要があります。
BFピンを取り付けたデッキの状態はこのようになり、リキッドの出口が若干高くなっているため、BFボトルから押し出した時、供給を終えてボトルから指をリリースしても、過剰なリキッドが全てボトルに戻らずに、ジュースウェルに残るようにデザインされています。
Augvape DRUGA RDAをビルドする
それではビルドしていきます。
ビルドする前に空吸いしてみると、予想通りかなり軽いドローで、ミスト発生部の容積も広いため、コイルで空間を埋めるようにビルドしていきます。
このような場合、クラプトンコイルなどを用いることも多いのですが、自分の場合、単線でのビルドがそのアトマイザーを最も理解できる方法だと認識していますので、ファーストビルドは単線で組んでいきます。
今回はカンタル24ゲージ 3.5mm 6ラップ巻いていきます。
ビルドの際、片足を通したら、片方のポールのスクリューは外してしまうと、コイルレッグをスリットに通しやすいと思います。
コイルレッグを通したら、コイル設置位置を検討をつけ、コイルレッグの長さだけ決めたら、コイルの位置は構わすに一度スクリューを締め、コイルを固定してしまいます。
その後、コイルにジグを通してコイル位置を動かしてやると楽にビルド出来ます。
工具を使わず、指で手締めしましたが問題ありません。
ウィッキングはエアーの流れを規制して、コイル横をエアーが抜けていくのをイメージしてウィッキングしています。
コイル位置はエアホールより若干上で、コイルのボトムからエアーを当てて、コイルを巻き込んでドリップチップに流れるようなイメージでビルドしました。
次にもう少し立ち上がりを優先させるビルドをしてみます。
カンタル24ゲージ 3.0mm 5ラップ巻いていきます。同じくマイクロコイルです。
運用ボルテージは3.6V。やはり立ち上がりが鋭くなりフレーバーがぐわっと攻めてくる味は僕好みです。コイル位置もファーストビルドよりも中央に寄せました。これでよりダイレクトな味わいにはなりますが、アトマイザーの設計上ミストが細かく広がる印象で、荒いミストの中に細かく広がるミストも混在している風合いが印象的です。
さて、使ってみた感想です。
◎見た目
非常にシンプル。ロゴも大きく掘られて入るものの、主張差少なめだと思います。
シンプルで好感が持てるデザインだと個人的に思います。
◎クオリティ
細かい部分でのアラが目立ちます。キャップとスリーブの合わせ面の仕上がりや、デッキのポジティブピンの出口のバリなど、機能と関係のない部分の仕上がりは甘いと思います。
しかし、スリーブやキャップの取り外しの感覚などは上々で、硬からず緩からず適切なクリアランスになっており、使用上は非常に気持ちよく使うことが出来ます。
◎機能面
爆煙タイプの24mmサイドフローRDAは様々リリースされています。
エアフロー調整可能であり、ドリップチップが50/810両方共使える、そしてBF対応なのは充分なアピールポイントであると思います。
◎運用性
2ポールとして標準的なビルド難易度です。ただし、デッキが広いためビルドはかなりしやすい印象です。ジュースウェルも深く、エアホール位置も高いため、かなりの量のリキッドを保持できます。
◎ドロー
爆煙ユースのアトマイザー、ドローは全開で無抵抗なぐらいスカスカです。
全閉にすればそれなりに重くは出来ますが、ミスト発生部の面積的にもタイトドローで使うことは設計上想定されていません。
◎ミストの質感
基本的にはビルド次第です。コイルビルド、ウィッキングで調整可能で、特にサイドフロー構造のため、コイル位置で印象が随分変わるため、自分好みのミストにすることが出来ます。
今回のビルドはコイルの巻き系、巻き数を増やして、低ボルテージ(3.5V付近)で運用することで、立ち上がりを緩やかにしてミストを優しく、細かくするイメージでビルドしましたが、狙い通りの質感のミストを楽しめました。
ただし、エアフローをボトムフロー的に使用しているため、粗目のミストも同時に混在する自分好みの質感です。
ビルドを楽しめる人はかなり楽しむことができるのではないでしょうか。
◎味
味もミストの質感同様ビルド次第であり、チョイスするリキッド次第です。
今回のビルドでは上記の通りで細かく柔らかいミストを目指したため、味の出方もインパクトがある形ではありませんが、ミスト量が多いため、濃さで言えばそれなりに濃い味を楽しむことが出来ました。
Augvape DRUGA RDAのまとめ
aspire NX100 (26650シングル)
YOSTA Livepor 160W (18650デュアル)
Woody Vapes X200 Stabilized Wood (18650デュアル)
作りに若干のアラはあるものの、価格と構造、デザインを見れば納得できるアトマイザーだという印象です。付属品も充実しており、ビルドを楽しんでいける人にはいい機材になると思います。
もちろん爆煙機ですので、MTL(タバコ吸い)でタイトフロー好きには向いていませんが、爆煙ユースで、コスパに優れた24mmアトマイザーを探しているベイプユーザーにはフィットするのではないでしょうか!
コメント
DL→MTL ?
ご指摘誠にありがとうございますm(__)m