Fonte Vape Co.「フォンテ」のVAPEリキッドシリーズ、The Know「ザ ノウ 」のレビューです。
カリフォルニア在住日本人の元パティシエが手がけるFonte Vape Co.ブランドが展開するリキッドライン、The Knowシリーズ。made in USA アメリカ製のリキッドです。
The Know(知っている)とネーミングされたリキッドラインとして展開するのは現在全部で6種類です。
早速レビューしていきます。
商品提供:ベプログshop
詳細
シリーズとしての統一感を感じるパッケージデザインは、カリフォルニアと言えばROUTE66 アメリカの広大な大地を感じさせるデザイン。-180のみが日本をイメージしたデザインです。
リキッドボトルへのシュリンクラッピングなどの包装はなし。日本で販売されるのはノンニコチンモデルで、パッケージに0MGの記載がある通りニコチンを含まないものです。
リキッドボトルは利便性と携帯性を重視したユニコーンボトル。注ぎ口が細いので、様々なデバイスにそのままリキッドチャージできるため、ボトルの移し替えの手間が不要です。このボトルのキャップには子供のいたずらを防止するチャイルドプルーフ機能を搭載しているので、押さえつけながらキャップを回さないと開封できず、子供がいたずらで開封してしまうのを防ぎます。
41 The Forest Pie「ザ フォレストパイ」
ダークベリー・レッドベリーと焼きリンゴのミックスフレーバー。濃厚な2種類のベリー風味を楽しめる-41- The Forest Pie「ザ ノウ 41 ザ フォレストパイ」は、ペリーの風味を邪魔することなく焼きリンゴのまろやかの甘さが特徴的とのこと。VG60:PG40
香りをまず嗅いでみます。ベリーの香りがたっています。フレッシュさを感じる鮮やかで目が醒めるような甘酸っぱいベリーの香りです。香りからはりんごの香りは感じません。
吸います!
甘酸っぱいベリーを下支えする濃厚な甘さのバランス!!
メインフレーバーはベリー系。フレッシュさも感じるんですが、どちらかといえば誇張されたようなわかりやすいベリーの甘酸っぱさ。そのベリーはダークベリー系の奥行きも持っているニュアンスで、そのフレーバーを下で支えるのが濃厚な甘さ。フルーツ系のさっぱりした甘さというよりも、スイーツ系のはっきりしたわかりやすい甘さで、フルーツ系フレーバでありながら、これはスイーツ系のリキッドだな、と確認できるものです。
焼きリンゴフレーバーですが、不意に出てくる感じで、これらのベースにある感じ。わかりやすく「アップル」を感じないあたりが、アップルパイに使われている甘露煮のようなりんごを彷彿とさせるのかも知れません。
相当甘いのに、ベリーの酸味とりんごの爽やかさが「単純に甘くない」と感じさせるのに、「わかりやすく美味しいバランス」に調整されているのは、元パティシエの繊細な感覚ならではか?ハイレベルなフルーツ&スイーツフレーバーのリキッドでした!
99 The 8-bit Ape「ザ 8ビット エイプ」
パイプタバコ&フランベしたバナナ&アマレット&ナッツ&クリーム風味
バナナクリームの様なクリーミー感と後を引くパイプタバコの風味、そしてローストされたナッツとアマレットの風味がリキッド全体を上品に感じさせるフレーバー。VG60:PG40
香りは複雑。バナナの香りが強く、ナッツの風合いと融合してホットバナナのように感じ、それを滑らかにクリームが包み込んでいるような香りです。タバコ感も若干感じます。
それでは吸ってみます!
強いタバコ感!甘いバナナとナッツが融合!
おや!香りのイメージと違う!葉巻感が強い。茶葉を感じさせる芳香と、若干の苦みという深みを纏った後味はまさにタバコ系リキッド。香りからはあまりタバコを感じませんでしたがこれは意外。
そして、甘みはかなり強いです。濃厚な甘さ。
そして、香りでは強かったバナナとナッツが、裏に回って濃厚さを下支えしています。そのフレーバーはクリーミーさに包み込まれて、やはり焼きバナナのように感じるものです。フランベしたバナナ、納得!
無造作にチェーンしていると、勿体ないと感じる質感。じっくりゆっくり吸いたい。
スイートタバコ系といえば良いのか、スイーツ系というべきなのか迷う。。。
これは個性的。分解して文章に無理やりしましたが、全てがうまく混ざり合っていて、最終的には『99味』としか言いようがない個性を持っています。
168 The Anglaise「ザ アングレーズ」
ベイプリキッドの定番、バニラカスタードをパティシエが作るとこうなる!というもの。甘さは控えめながらもバニラとカスタードが香り高い、上品な仕上がりのリキッドです。VG60:PG40
まず香りから。フレッシュなバニラと、クリーミーなカスタード。甘いニュアンス。そして、ラム酒?若干のアルコール感を感じます。強めの香りで、甘いだけでなく、フレッシュさを感じる香り。
吸います!
濃厚だけどさっぱり!絶妙なブレンドのバニラカスタード!
バニラカスタードといえば甘く濃厚なイメージが先行しますが、この168は、濃厚なバニラカスダードのフレーバーながら、甘さはさっぱりとしており、それが「物足りなくない」バランスに調整された絶妙のバランスを感じます。
フレーバー自体はフレッシュなバニラを、濃厚でクリーミーなカスタードが包み込む、バニカス系おなじみのもので、他のバニカスリキッドと大差があるものではありません。絶妙なのは甘さのニュアンスで、吸い始めは「あれ、すっごく甘い」と感じるのに、その甘みが後を引かないというかスッと引くという不思議な感覚。
最初に「甘さ」を感じるので物足りなさを感じないバランスが素晴らしい。そして後味にかけて若干のえぐみのような癖も感じます。
何だろう。判別できないほどの「隠し味」を感じるのです。クッキーにも似ているんですが、割と複雑なのかもしれません。
一口にバニカスといっても色々あります。単純明快濃厚甘い!というものも良いですが、この168のように繊細なバランスで成立していながらも、表向きは「わかりやすい美味しさ」も感じるのも美味しいですね!!
180 The Shirley Temple「ザ シャーリー テンプル」
ノンアルコールカクテルのシャーリーテンプル
(レモン&ライム&ソーダ&グレープフルーツ&ザクロシロップ)
苦みのあるレモンとライムの風味がザクロシロップの優しい甘さ。さっぱりとしていて、飽きの来ない味とのこと。VG60:PG40
ごめんなさい。まず断っておきますが、筆者はシャーリーテンプルを飲んだことがありません。下戸だしあまりお酒飲まないんです…
それを踏まえた上で香りは、レモンとライムの香りを強く感じます、柑橘系の香りと混じってソーダを感じる爽やかな香りです。
インパクトのある甘さ!そしてソーダと柑橘の爽やかなフレーバー!
かなり甘い!特徴的なしっかりとした甘さがシロップを思わせる印象的な甘さ。
そしてそれを爽やかに感じさせてくれるレモンとライムの柑橘系フレーバー。ライムの香りと、レモンの酸味がいい貼らんで、そこにラムネのようなソーダフレーバーがミックスされ、甘みを爽やかに感じさせてくれます。時折ラムネが乳酸飲料のようにも感じて、おしゃれなフレーバーなのにどことない懐かしさも感じます。
すごーく甘々なのに、フレーバーの妙で爽やかに感じるフレーバーは秀逸!メンソールや清涼剤を使わないのに、ここまで爽やかさを出せるのか!これ美味しいですね、逆にシャーリーテンプルというカクテルを飲んでみたくなりました。
甘いリキッドは暑い時期には控えたくなりますが、ここまで爽やかだと関係なく吸えるかも。もちろん、冬の寒い時期にも行けそうです!
-180 The Shirley Temple Menthol「ザ シャーリー テンプル メンソール」
ノンアルコールカクテルのシャーリーテンプル風味と程よいメンソール
(レモン&ライム&ソーダ&グレープフルーツ&ザクロシロップ)
苦みのあるレモンとライムの風味がザクロシロップの優しい甘さ。程よいメンソール感とのこと。VG60:PG40
香りは180と同様でレモンとライム、ソーダの爽やかな香りに混じって、どこかシップ間のある香りを感じます。
180の美味しさプラスインパクトのある強めの清涼感!
かなり強めの清涼感が、もともと爽やかな180のフレーバーをさらに爽やかに感じさせてくれます。これは清涼剤ではなく、メンソールやハッカのように、口の中にカッとするようなもので、おそらくはメンソールでしょう。
かなり甘いのに、爽やかなフレーバーは健在で、これ好き。
ごめんなさい、あまり筆者の好みでレビューしないようにしているのですが、これ好きです。美味い。クソ美味い
180でも十分美味しいのに、より美味しいし、メンソールのキック感で満足感も得られる。メンソールが苦手な人は180を吸えば良いし、好きな人は-180をチョイス。当たり前ですが、何故180だけバリエーションが用意されているのか理解できました。「イチオシ」だからですね!!
甘さの中に程よい爽やかさ。そしてメンソールの満足感。まさに死角なし、というリキッド。この好みにマッチするユーザーには是非試してもらいたいです。
198 The Creme de Menthe「ザ クレーム デ メンソール」
バニラアイスにペパーミントをブレンドしたフレーバーで、ミント感が強く爽快感を求める方には最適!ほのかなバニラ感が飽きの来ない吸いやすさを感じるとのこと。VG60:PG40
まず香りを確かめます。確かにバニラとミントを感じます。程よい香りの密度を感じるバニラ&ミントの香り。ミントはスースーするメンソールっぽさとともに、ミント独特の葉っぱぽさというか、青っぽさを感じる香り。バニラはクリーム感を抑えたフレッシュなバニラの香りです。
吸います!
バニラ&ミント!清涼感は控えめの濃厚さ重視!
まず最初に。このフレーバーは美味しい。高級さも感じます。
でも、でもですね。なんとかアイス味のリキッドで、アイスクリームを感じたことはないです。このリキッドでも同じ。やはりアイスクリームは冷たさあってのもので、清涼剤やメンソールなどで演出しても、どう頑張ってもアイスには感じません。更にデモですね、それでも美味しいんです、
フレッシュさを感じるバニラのフレーバー。そこに程よいミントのフレッシュさ。キック感を抑え、新鮮さを強調したミントが、バニラの濃厚さも感じるフレーバーを爽やかなものに感じさせてくれる。
ミントも、強すぎずに絶妙なのでクリーミーさも感じる。これは絶妙。
ミントからバニラまで、味のコントラストをミストを吐きながら楽しめるので、ゆっくりじっくり味わってほしいリキッド。スイーツ系フレーバーだけど、ジャンルにとらわれない美味しさを楽しめると思います!
まとめ
現在リリースされている全6種をレビューしました。
筆者のオススメは、何と言っても180と-180で、メンソールが苦手な人は180を。得意な人はメンソール入りの-180をチョイスされると良いと思います。その他のフレーバーももちろん美味しくて、全てがハイレベル。特に甘い系リキッドが好きなユーザーにはたまらないラインナップになっています。
全て甘くわかりやすい味ながら、高級感と上質さを感じるフレーバー。
甘いリキッドが好きなユーザーだけでなく、全てのユーザーに試してもらいたいシリーズでした。
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