Sarome Tokyo「サロメトウキョウ」のVAPEリキッド全9種類のレビューです。
1940年の創業時から、およそ80年間手作業でひとつずつ再充填式のライターをつくり続けているメーカーがSAROMEで、最近はライターだけでなく、シガーカッターやシガレットケースなど様々な喫煙具も手がてるブランドに成長。そして、VAPEにも挑戦しています。
それでは早速レビューしていきます。
商品提供:ベプログshop
詳細
【商品詳細】
ブランド名:Sarome Tokyo(サロメ トウキョウ)
主成分:植物性グリセリン/プロピレングリコール/香料
配合:PG 40% / VG 60%
ニコチン:0mg
生産国:日本べプログショップより
材料にはプロピレングリコール、植物性グリセリン、香料等、厳選した日本の材料のみを使用しているとアナウンスがあり、SAROME TOKYOの公式サイトには第三者機関での分析試験が掲載されており、品質管理を徹底して行っている事が示されています。
VG60:PG40。スターター向けのリキッドという事で、どのようなデバイスでも供給に問題がないように粘度が柔らかめに設定されています。
無論ニコチンは含まれていない、ノンニコチンリキッドです。
SAROMEのリキッドは遮光性ボトルを使っており、味の品質を長く保つ事ができるとのこと。
現在10mlと30mlの2種類のサイズ展開で、そのどちらも容器は携帯性と使い勝手に優れたユニコーンボトルパッケージを採用し、容器を移し替える事なく、多くのデバイスのリキッドチャージホールに対応する細い注ぎ口で、問題なくリキッドを装填可能。
そして、キャップにはチャイルドプルーフ機能付き。ただ回すだけでは開封できないキャップで子供のいたずらを防ぎます。開封するには、キャップを押さえつけながら回して開封します。
Sarome Tokyo リキッド全種類レビュー!
ダブルグレープ with メンソール
【味の説明】甘すぎない爽やかなグレープで程よいメンソールが良いアクセントになっています!
べプログショップより
香りは、完全にグレープ。ぶどうの香りで、某有名飲料のようにディフォルメされた香りながら、ぶどうの名産地などで販売されている濃縮ぶどうジュースも思わせる奥行きも感じます。「濃い」香り。強めの匂いです。
吸います!
わかりやすい味のグレープメンソール!!
前回吸った時はスターターキットだったのですが、今回はドリッパーで吸っています。吸いやすい印象のグレープ&メンソールフレーバーという印象は変わらず、番人ウケする味というか、わかりやすい味というか、悪い印象はありません。
甘みはかなりさっぱり、それに対して香りはやや強めといった印象で、メンソールのキック感も抑え気味。もう少し甘みを強くすれば印象が結構変わりそうですが、その辺りはコイルの寿命、ガンクのつきやすさなど、運用面を重視したのかもしれません。
ケミカル臭さや、洋酒間もなく、日本人がガムや清涼飲料などで昔から味わっている傾向の味なだけに、馴染みやすい印象を受けます。決して悪くはない。
ただ、それ以上のインパクトがあるか?吸い続けられるか?と問われれば、個人的には『NO』もう少し奥行きと、サブフレーバー的なインパクトが欲しかったと思いますが、「VAPEを初めたいユーザー向け」という意味では「決して悪くはない」と思います。
使い勝手の良いリキッドなので、MTL用のスターターキットなどでの運用に。
ダブルマスカット with メンソール
【味の説明】マスカットメンソール味
香りを嗅いでみます。マスカットそのもの!誇張されてる感じはありますが、フレッシュさも感じる白ぶどうの香りで、マスカットの皮のようなリアルさも感じます。
吸います!
リアルなマスカットフレーバー!スッキリ爽やか白ぶどうフレーバー!
スターター向けの使い勝手重視リキッドなだけに全体的な味の雰囲気よりは、どうしても使い勝手を重視して多少妥協している感は否めませんが、それでもマスカットのリアルさはかなりのもの!はっきりとマスカットと感じる高貴さすら感じる香りは、「白ぶどう」といった漠然としたぶどうフレーバーではなく、高級感を感じます。個人的には某有名○○マスカットリキッドよりも上だと感じます。
それだけに残念なのが甘みの演出。爽やかすぎるんですよね。もう少しインパクトが残る甘みが欲しかった。これだけ改善できればかなり美味しい感じると思うんです。ただ、さっぱりリキッドが好みのユーザーには向いているかもしれません。
ただ、変なケミカル臭やアルコールっぽさもなく、非常に吸いやすい。特にVAPE初心者には馴染みやすいのではないかと思います。
メンソールのキック間は甘み同様抑えめながら、はっきりと口内と喉にスースーとする清涼感を感じますマスカットの爽やかさと相まって、これからの暑い時期にぴったりなフレーバーだと思います。
ダブルアップル with メンソール
【味の説明】リンゴメンソール味
最初に香りを嗅いでみます。りんごのリアルな香り。まさにアップル。りんご100%ジュースのような香りです。強めの香り。
それでは吸っていきます。
吸いやすくわかりやすい!アップルメンソール!
吸いやすい!なぜなら妙な癖がないからで、ケミカル臭やアルコール臭は全くありません。VAPE初心者にも受け入れられやすい印象のわかりやすい味で、りんご果汁100%ジュースのようにわかりやすいアップルフレーバーの中には、後味にかけて若干りんごの皮を彷彿とさせる青臭さがアクセントになっています。それが弱メンソールのキック感や爽やかさと混ざり合って、スッキリと吸える印象です。
甘みはかなり控えめ。さっぱりとしたリキッドが好きなユーザー向けの印象で、香りに対してはもっと濃厚な甘さを期待してしまいますが、そこはガンクの付きにくさ、コイル寿命などの使い勝手を考慮しての調整でしょう。僕個人としてももう少し甘くても良かったのではと思ってしまいます。
悪くない。でも物足りない。というスターター向けリキッド特有の印象は払拭できていませんが、他の国産リキッドと比べても、全く悪いところはありません。MTL向けスターターキットなどで利便性や運用を重視するなら良いと思います!
ダブルメンソール
【味の説明】メンソール味
香りは、甘い香りの中に、メンソールを感じさせる若干の青臭さと、清涼感を感じます。香りはかなり抑えめで、注意深く嗅がなくては香りを感じません。
それでは吸っていきます。
クリアな味のメンソールリキッド!!
清涼感、キック感を楽しむことができながら、メンソール特有の癖は抑えられたフレーバー。メンソールの青臭さ、葉っぱっぽさが好きなユーザーには物足りない印象ですが、メンソールタバコぐらいの「若干メンソールを感じるかな?」ぐらいのちょうど良い塩梅の質感で、タバコからスイッチするユーザーに馴染みやすい癖かなと思います。今回メインではドリッパーで吸っていますが、スターターキットなどに入れるとさらに癖が抑えられた印象で、ほぼ清涼感がメインになります。
しかし、ほのかな甘みもあり、バランス的に「味が薄い」などの物足りなさはありません。かなりバランスが良いと感じます。SAROME TOKYOのリキッドは、シンプルで味がわかりやすく、日本人に馴染みやすい。そして、ケミカルっぽさなどを感じない完成度が魅力だと思います。
スースーとする清涼感は、同ブランドの「メンソール極」よりもかなり抑えられていて、味の方向性的にもこれのマイルド版といった印象です。ミスト量多めのDLセッティングで用いるなら、こちらのリキッドが向いています。
メンソールのキック感は、ノンニコチンリキッド、ニコチンを展開しないユーザーにも推薦できるリキッドで、フレーバーだけのリキッドの物足りなさを補ってくれると筆者は感じています。味付きリキッドで味を楽しみ、小型デバイスやPod型デバイスでメンソールのキックを楽しむのも良いでしょう。
メンソール極
【味の説明】強メンソール味
まずはじめに香りを嗅いでみます。スーッとするハッカのような、シップのような香り。甘みと清涼感、そしてミントのような青っぽさを感じる香りで、香りはあまり強くはありません。
世界最強クラスのメンソールということで気をつけて吸っています。
確かに強い清涼感!癖が少なくクリアなメンソール!
清涼感は確かに世界クラス!有名メンソール系リキッドなどに匹敵するほどの清涼感で、爆煙セティングには向かないリキッド。ミスト量多めのセッティングだと確実にむせるでしょう。ただ、これよりもっと強烈なメンソールリキッドは存在するので、最強というにはちょっと役不足ですが、スターター向けのVG60:PG40リキッドとしては最強ランクでしょう。
強い清涼感ながら、メンソールの葉っぱっぽさや、ミント感、ハーブっぽさは抑えられていて、クリアな印象の味。辛味は感じるものの、スッと引いていく印象で非常に吸いやすい。
他のリキッドで例えるのはアレですが、某スーパーメンソール的なクリアさに近い印象です。
ただ、メンソール系リキッドが好きな筆者。かなり強めのスースー感でも平気ですが、間違い無く人を選ぶリキッドで、相当に強いキックは覚悟して吸う必要があります。
ノンニコチンの運用で、キック感を楽しみたいユーザー向け。味よりもキック感や運用を重視する小型デバイスやPod型スターターに入れて、清涼感を楽しめる運用も!
タバコミント
【味の説明】ミントタバコ味
それでは香りを。タバコっぽさが前面に来ますね、これはタバコというよりナッツっぽい感じです。香ばしさが際立った、ナッツのような香りで、後ろにミント特有の葉っぱのような質感が隠れています。
タバコを感じさせるものとして、ナッツフレーバーはよく用いられます。香りからはナッツしか感じません。美味しそう。
それでは吸っていきます!
ミントが前面に!清涼感抑えめのミントタバコフレーバー!
香りではあれだけ前面に感じたナッツ感が完全に裏に回っています。メインに感じるのはミントのハーブっぽさ。ミント特有の青っぽい葉っぱの風合いを感じます。若干の清涼感は感じますが、かなり抑えられており、風合い重視の印象です。メンソールのようなスースーとする清涼感ではなく、あくまで「ミントタバコ」に調整されています。
そしてそのミントの裏に回って、タバコっぽさを感じさせるローストアーモンドのようなナッツの風合い。人によってはリアルにタバコを感じると思います。筆者はタバコ系を多数吸っててきていますので、茶葉系やタバコ葉抽出系などに比べると、タバコのリアルさは感じませんが、吸いやすさは感じます。でも、ナッツ感が強いな〜。
個人的にはもうちょっと清涼感、キック感が強くても良かったかな。と思いますが、他ブランドのミント系リキッドのこれぐらいのバランスなので、一般的なブレンド具合に調整しているのだと思います。
タバコクラシック
【商品詳細】
ブランド名:Sarome Tokyo(サロメ トウキョウ)
商品名:タバコクラシック
容量:30mL
主成分:植物性グリセリン/プロピレングリコール/香料
配合:PG 40% / VG 60%
ニコチン:0mg
生産国:日本【味の説明】
タバコ味
べプログショップより
香りを嗅いでみると、ナッツの香ばしさ。コーヒーっぽさを感じます。タバコではないな。でも、カフェを感じさせる良い香りで、タバコとはまた違う美味しそうな香りを感じます。
吸います!
香ばしさが際立った、ロストアーモンド味。
ごめんSAROME TOKYO。他のリキッドはみんなうまくまとめている印象なんですが、タバコ系だけは筆者の中でイマイチです。多分茶葉やタバコ抽出成分に頼らずに、タバコを演出することで、万人に受け入れられるフレーバーを目指しているんだと思うんですが、このクラシックタバコが一番遠い。ウッドっぽい熟成感も感じるんですが、味の奥行きは浅い印象。
何故そう感じるのかと言うと、原因ははっきりしていて、「香ばしさ」
この香ばしい香料は、色々なリキッドで感じることができるのですが、うまく使っているリキッドは、香りを嗅ぐとすごく強く感じるのに、吸ってみるとうまく混ざり合っていると感じるんですが、このリキッドでは「香ばしさ」が前面にきてしまって、他の印象をかき消している。
でも、タバコと言われずに、ローストアーモンドフレーバーと言われれば、不味いわけではないんですよ。甘みもそれなりに感じるので、ナッツRY4とか、スイートタバコ系のネーミングだったら…
コーヒー
【商品詳細】
ブランド名:Sarome Tokyo(サロメ トウキョウ)
商品名:コーヒー
容量:30mL
主成分:植物性グリセリン/プロピレングリコール/香料
配合:PG 40% / VG 60%
ニコチン:0mg
生産国:日本【味の説明】
コーヒー味
べプログショプより
まず香りを嗅いでみると、コーヒーキャンディー的な香り。焙煎された香ばしいコーヒー豆の香りの中に、クリーム感と甘みを感じるもので、パッケージイラストのようなブラックコーヒーとはまた異なる印象の香りです。
それでは吸っていきます。
香ばしさが際立った、コーヒーキャンディーフレーバー!!
ブラックコーヒーではないです。そこが説明やイラストから受けるイメージとは違い、ミルク感はあまり感じないものの、はっきりと甘みを感じます。
焙煎されたコーヒー豆のような香ばしさも感じるのですが、吸ってみると「コーヒーキャンディー」を感じさせる、ディフォルメされたコーヒー感。コーヒー系リキッドは今まで数々レビューしてきましたが、ブラックコーヒーとなるとホント難しいと思います。美味しいコーヒー系リキッドの多くが甘い系リキッド。香料だけじゃコーヒーを再現できないのと、苦味やエグ味をミストで感じさせるのが難しいのかもしれません。
リアル路線だから肩透かしになってしまうだけで、ネーミングを「コーヒーキャンディー」にすれば悪くありません。某有名なコーヒーキャンディーのようなわかりやすいコーヒーフレーバーを楽しむことができるリキッドでした。
カフェオレ
【商品詳細】
ブランド名:Sarome Tokyo(サロメ トウキョウ)
商品名:カフェオレ
容量:30mL
主成分:植物性グリセリン/プロピレングリコール/香料
配合:PG 40% / VG 60%
ニコチン:0mg
生産国:日本【味の説明】
カフェオレ味
べプログショップより
香りはかなり控えめ。クリーム感のあるミルク系の香りの中に、ほのかにコーヒーが包まれているかのような香り。生クリームのようなミルク系の香りがメインです。
それでは吸っていきます。
ミルク感と香ばしさ!奥にコーヒーフレーバー!
ひと吸い目に「お、ミルクが強いかな?」と感じましたが、それを上回る香ばしさ。焦がしバターのようなフレーバーにかき消されて、以降完全に裏に回った印象。このミルク感は、リキッドによっては「乳臭い」と揶揄される部類のフレーバーですが、香ばしさの裏に回っていることで、程よい牛乳感を感じます。
香ばしいフレーバーは、色々なリキッドで感じるもので、SAROMEのリキッドだと、タバコクラシックでも感じました。同じ香料かはわかりませんが少なくとも筆者には同じように感じ、あまり効果的とは言えません。香ばしさが強すぎて、他のフレーバーを掻き消してしまう印象です。
後味にかけて、コーヒーキャンディーのようなコーヒー感。これはSAROMEのコーヒーで感じたものと同じ部類のフレーバーで、コーヒーにミルクと香ばしさをプラスしたリキッドになっている印象です。
甘みはあっさり。甘さ控えめです。
つくづくコーヒー系リキッドって難しいな、と感じるリキッドになってしまいました。「カフェオレ」を再現しているかと問われれば答えは「NO」決してまずいわけではいんですけどね。
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